鹿児島市交通局7500形電車
| 鹿児島市交通局7500形電車 | |
|---|---|
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| 基本情報 | |
| 製造所 | アルナ車両 |
| 製造年 | 2017年 - 2018年 |
| 運用開始 | 2017年3月30日 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 4編成 |
| 軌間 | 1,435mm |
| 電気方式 | 直流600V |
| 最高運転速度 | 40km/h |
| 起動加速度 | 2.5km/h/s |
| 減速度（常用） | 4.4km/h/s |
| 編成定員 | 68名（座席26名） |
| 車両重量 | 18.5t |
| 長さ | 14,400mm |
| 幅 | 2,440mm |
| 高さ | 3,750mm（パンタ折畳み時） |
| 床面高さ | 350mm（乗降口） 350mm-450mm（通路） |
| 台車 | 超低床式コイルばねボルスタレス/山形緩衝（シェブロン）ゴム SS15 |
| 主電動機 | 自己通風型かご形三相誘導電動機 TDK6255-A |
| 主電動機出力 | 50kW |
| 駆動方式 | WNドライブ |
| 歯車比 | 86/14（6.14） |
| 制御方式 | IGBT-VVVFインバータ制御 |
| 制動装置 | 電気指令式電空併用ブレーキ方式 応荷重・回生発電ブレンティングブレーキ デッドマン機能・保安ブレーキ |
| 備考 | 一部を除き以上の記述は『路面電車EX』2017Vol.09（イカロス出版）6頁に記載された「鹿児島市交通局7500形の主要諸元」を参照した。「運用開始」は鉄道ファン 63巻7号の112ページを参照した。 |
鹿児島市交通局7500形電車（かごしましこうつうきょく7500がたでんしゃ）は、鹿児島市交通局にて2017年3月30日より運行を開始した超低床車両である。愛称は「ユートラムIII」。 2018年5月24日付で「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。
歴史
]「鹿児島市LRT整備計画」に基づき、老朽化した500形電車の置き換えとして、2017年に2編成が導入された。
- 増備
2019年1月に2次車である7503 - 7504が登場し、同年3月1日には営業運転を開始した。導入に伴い、500形504・507が引退した。
年表
]- 2019年3月1日 - 2次車の営業運転を開始。
車両概説
]車両
]2車体連接車であり、アルナ車両の超低床車ブランドであるリトルダンサーのタイプXをベースとしている。
車両前面の行先表示はフルカラーＬＥＤを採用、側面は三色LEDを採用している。全車両がワンマン運転対応車で、基本運転士のみの運転である。
前照灯は3つに分けられ、内側の縦長のライトは後照灯、外側の上のライトは前照灯、外側の下の一番大きいライトはハイビーム用のライトである。
パンタグラフはシングルアームパンタグラフを採用している。
塗装・ラッピング
現在は7501がソフトマックスのラッピング、7502がチャギントンラッピング、7503がエイブルラッピングをまとっていて、専用色は7504のみ。（2025年10月時点）
過去には、7503は平川動物公園のラッピング、7504は鹿児島労働局ハローワーク、鹿児島国体のラッピングをまとったことがある。
基本は黄色と黄緑色をベースとした塗装。7500形独自のものであり、他の車両では見られないとそうとなっている。（2025年10月現在）
車内
]定員は1000形電車より10人増加した68人（26座席）となっている。車体寸法は、長さ14.4メートル、幅2.44メートル、高さ3.75メートルであり、自重は18.5トンである。
座席のモケットは黒色、優先席は青色である。つり革は白色で、優先席前はオレンジ色のつり革である。壁は白色になっている。（2025年10月現在）
機器
]台車は新たに開発したSS15台車を用い、世界最小クラスのモーターを用いたことで、国内では初となる従来車と同様のWN駆動での100％超低床車を実現した。運転台機器は、1000形および7000形と同じ右手操作式ワンハンドルマスコン。また室内は全席ロングシートを採用している。パンタグラフはA車に設置される。
次車ごとの差異
]2次車は窓が1次車の押し出し式から横開き式へ変更されている。
- 運転台
- 車内
- 車椅子スペース
運用
]1000形電車・7000形電車と共通運用であり、各停留所の時刻表に表記されているほか、ホームページでも確認することができる。
脚注
]注釈
]出典
]- ^ a b c d 東洋電機製造ニュースリリース
- ^ a b c d 寺田 2023, p. 112.
- ^ 『2018年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両』（プレスリリース）鉄道友の会、2018年5月24日。2018年5月24日閲覧。
- ^ a b “新型超低床電車ユートラムⅢの導入｜市長定例記者会見” (PDF). 鹿児島市. p. 5 (2016年10月31日). 2017年3月10日閲覧。
- ^ kotsu.city.kagoshimaの投稿（2112179798872945） - Facebook
- ^ a b 『路面電車ex vol.13』イカロス出版、2019年、17頁。
- ^ a b 『路面電車年鑑2017』イカロス出版、2017年、16頁。
- ^ 寺田 2023, p. 35.
- ^ 『路面電車 EX2017Vol.09』イカロス出版、2017年、5頁。
- ^ 鉄道ファン 2017, p. 100.
参考文献
]- 『路面電車年鑑2017』（イカロス出版）・
- 『路面電車EX』2017年Vol09（イカロス出版）
- 柴田東吾「国内超低床電車2023」『鉄道ジャーナル』679号、2023年、35頁。
- 寺田裕一「路面電車40年の軌跡を訪ねて 鹿児島市交通局2」『鉄道ファン』第63巻第7号、交友社、2023年、112頁。
- 鉄道ファン「鹿児島市交通局7500形 「ユートラムⅡ」」『鉄道ファン』第57巻第6号、交友社、2017年、100頁。
外部リンク
]- 鹿児島市交通局7500形車両用電機品 - 東洋電機製造『東洋電機技報』第136号（2017年）
鉄道友の会 ローレル賞選定車両 | ||
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- アルナ車両製の路面電車車両
- 日本の連接式路面電車車両
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