海洋プレート

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1:地殻、2:マントル、3a:外核、3b:内核、4:リソスフェア(≒プレート)、5:アセノスフェア
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地球の断面構造。組成、鉱物相、力学性質から分類。

プレート(英: tectonic plate)は、地球の表面を覆う、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤のこと。リソスフェア(岩石圏)とほぼ同じで、地殻とマントルの最上部を合わせたもの。

プレートの動き

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プレートには、大陸プレート海洋プレートがあり、海洋プレートは大陸プレートよりも強固で密度が高いため、2つがぶつかると海洋プレートは大陸プレートの下に沈んでいくことになる。

また、地下のマグマの上昇によりプレートに亀裂ができ、連続してマグマが上昇し続けると、その後プレートが分断されて両側に分かれることになる。

プレートのリスト

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プレートテクトニクス仮説に基づくプレートのリストを以下に示す。

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主要なプレートの位置図
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Tectonics plates (preserved surfaces)

大規模なプレート

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プレートは大きく分けると、次の14 - 15枚とされている。一般的にはこれら14 - 15枚のプレートを地球上の全プレートと考える。

  • ユーラシアプレート (Eurasian Plate)
  • 北アメリカプレート (North American Plate)
  • 南アメリカプレート (South American Plate)
  • 太平洋プレート (Pacific Plate)
  • ココスプレート (Cocos Plate)
  • ナスカプレート (Nazca Plate)
  • カリブプレート (Caribbean Plate)
  • アフリカプレート (African Plate)
  • 南極プレート (Antarctic Plate)
  • アラビアプレート (Arabian Plate)
  • インドプレート (Indian Plate)
  • オーストラリアプレート (Australian Plate)
  • フィリピン海プレート (Philippine Sea Plate)
  • スコシアプレート (Scotia Plate) - 簡略図では南アメリカプレートの一部とすることもある。
  • ファンデフカプレート (Juan de Fuca Plate) - 簡略図では北アメリカプレートの一部とすることもある。

小規模なプレート

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上記の14 - 15枚のプレートを地球上の全プレートと考えると、GPSの観測などでは、1つのプレート内で移動速度が異なる部分があって、不自然となる。これを説明するために考え出されたのが、以下のプレートである。40枚程度存在する。これらはすべて、上記の14 - 15枚のプレートのどれかのグループに便宜的に分類されている。ただ、地質学的に見ても、親プレートと完全に切り離されて独立しているものもあるが、ほとんどは完全には切り離されておらず、一部がつながっている。

  • エーゲ海プレート (Aegean Sea Plate)
  • アルティプラーノプレート (Altiplano Plate)
  • アムールプレート (Amurian Plate)
  • アナトリアプレート (Anatolian Plate)
  • バルモーラル暗礁プレート (Balmoral Reef Plate)
  • バンダ海プレート (Banda Sea Plate)
  • バーズヘッドプレート (Bird's Head Plate)
  • ビルマプレート (Burma Plate)
  • カロリンプレート (Caroline Plate)
  • コンウェイ暗礁プレート (Conway Reef Plate)
  • イースタープレート (Easter Plate)
  • フツナプレート (Futuna Plate)
  • ガラパゴスプレート (Galapagos Plate)
  • イランプレート (Iranian Plate) - 下図では示されていない。イラン付近にあるプレート。異説もある。
  • ヤンマイエンプレート (Jan Mayen Plate) - 下図では示されていない。アイスランド北東沖にあるやや小さなプレート。
  • ファン・フェルナンデスプレート (Juan Fernandez Plate)
  • ケルマデックプレート (Kermadec Plate)
  • マヌスプレート (Manus Plate)
  • マウケプレート (Maoke Plate)
  • マリアナプレート (Mariana Plate)
  • モルッカ海プレート (Molucca Sea Plate)
  • ニューヘブリデスプレート (New Hebrides Plate)
  • ニウアフォプレート (Niuafo'ou Plate)
  • 北アンデスプレート (North Andes Plate)
  • 北ビスマルクプレート (North Bismarck Plate)
  • 北ガラパゴスプレート (North Galapagos Plate)
  • オホーツクプレート (Okhotsk Plate)
  • 沖縄プレート (Okinawa Plate)
  • パナマプレート (Panama Plate)
  • リベラプレート (Rivera Plate)
  • サンドウィッチプレート (Sandwich Plate)
  • シェトランドプレート (Shetland Plate)
  • ソロモン海プレート (Solomon Sea Plate)
  • ソマリアプレート (Somali Plate)
  • 南ビスマルクプレート (South Bismarck Plate)
  • スンダプレート (Sunda Plate)
  • ティモールプレート (|Timor Plate)
  • トンガプレート (Tonga Plate)
  • ウッドラークプレート (Woodlark Plate)
  • 揚子江プレート (Yangtze Plate)

埋没しているプレート

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造山運動によって山塊の中に埋没しているプレート。

  • アプリアプレート (Apulian plate)
  • エクスプローラープレート (Explorer Plate)
  • ゴルダプレート (Gorda Plate)

その他のプレート

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  • 関東フラグメント (Kanto fragment) - 栃木県南部から神奈川県北部にかけての関東地方の地下深さ30〜100km付近に、厚さ25km、100km四方の太平洋プレートの断片が残存しているものと推定されている。このプレート断片とほかのプレートとの境界では、陸地下でありながらプレート間地震(海溝型地震)が発生すると考えられ、首都直下地震の要因の一つとなる可能性が指摘されている。
  • アリューシャンプレート - ベーリング海の海底を形成するとされるプレート。気象庁の石川有三らが主張しているが、あまり認知されていない。

プレートの位置図

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北アメリカ
南アメリカ
ファンデフカ>
カリブ
南極
アフリカ
インド・オーストラリア
スコシア
インド
ソマリア
揚子江
<沖縄
<マリアナ
ビルマ>
スンダ
<カロリン
<ケルマデック
   ニュー>
ヘブリデス
イースター>
         ファン・>
フェルナンデス
<アルティプラーノ
<サンド
ウィッチ
シェトランド>
<北アンデス
パナマ>
ガラパゴス>
画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
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インド・オーストラリア
スンダ
モルッカ海>
バンダ海
ティモール
バーズヘッド
マウケ
画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
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太平洋
ウッドラーク>
<北ビスマルク
南ビスマルク
<マヌス
<ソロモン海
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太平洋
<トンガ
<ニウアフォ
<フツナ
コンウェイ>
暗礁
バルモーラル>
暗礁
画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
凡例
  • 線の色:=衝突型境界(沈み込み帯を除く)、=拡張型境界(海嶺や地溝)、黄緑=トランスフォーム断層、=沈み込み帯
  • 灰色の領域:プレートの衝突による造山運動がプレート内部まで及んで隆起が盛んな地域。構造線や断層帯が多数ある。
  • 矢印:アフリカプレート基準の、各プレートの移動方向と速度(mm/年)
  • 出典:[1]

注意:環境によっては、リンクの位置が正しく表示されない場合がある。

過去に存在したとされるプレート

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  • イザナギプレート (Izanagi Plate)
  • クラプレート (Kula Plate)
  • ファラロンプレート (Farallon Plate)
  • バンクーバープレート
  • バルトプレート (Baltic Plate)
  • ベリングスハウゼンプレート (Bellingshausen Plate)
  • キンメリアプレート (Cimmerian Plate)
  • インスラープレート (Insular Plate)
  • インターモンテンプレート (Intermontane Plate)
  • ラサプレート (Lhasa Plate)
  • フェニックスプレート (Phoenix Plate)

脚注

]
[脚注の使い方]
  1. ^ 関東直下に「地震の巣」…100キロ四方の巨大岩盤が形成 [リンク切れ]読売新聞 2008年10月6日
  2. ^ Shinji Toda(遠田晋次); Ross S. Stein(ロス・スタイン), Stephen H. Kirby(ステファン・カービー), Serkan B. Bozkurt(サルカン・ボズクルト) (2008). “A slab fragment wedged under Tokyo and its tectonic and seismic implications(東京直下に潜むプレート断片と地殻変動・地震発生における重要性)”. Nature Geoscience 1: 771 - 776. doi:10.1038/ngeo318. ISSN 1752-0894. http://usgsprojects.org/fragment/. 
  3. ^ 首都圏直下に潜むプレートの断片と地震発生産業技術総合研究所

参考文献

]

関連項目

]

外部リンク

]
  • Images of Volcanoes(By Region) - 世界各地のプレート構造と火山

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