ニューギニア航空

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ニューギニア航空
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IATA
PX
ICAO
ANG
コールサイン
Niugini
設立 1973年11月1日
ハブ空港 ポートモレスビー・ジャクソン国際空港
親会社 Air Niugini Limited
保有機材数 25機
就航地 25都市
本拠地 パプアニューギニア
ポートモレスビー
外部リンク https://www.airniugini.com.pg/
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ニューギニア航空Air Niugini)は、パプアニューギニアの国営航空会社である。

概要

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1973年11月1日に国内線と近隣諸国との国際線を運航する国営航空会社として設立された。「エアニューギニー」が正式名称であり、民間のPNG航空(パプアニューギニア・エアー)とは異なる航空会社である。尾翼に国鳥でもあるゴクラクチョウが描かれている。

保有機材と退役機種

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ニューギニア航空 保有機材 (2025年現在)
機種 保有数 発注数 備考
ボーイング737-800 3 2023年、2024年に1機ずつ中古機を追加導入。エアバスA220へのつなぎ役として運用され、将来的に置き換えられる予定。
ボーイング767-300ER 2 2026年末で運航終了予定。ボーイング787-8に置き換え予定
DHC-8-300 5
DHC-8-

200

2
DHC-8-400 4
フォッカー 100 4 エアバスA220に置き換えられる予定。
フォッカー 70 3
エアバスA220-300 1 2 2025年9月運航開始。フォッカー70/100とボーイング737-800を置き換える予定。
エアバス

A220-100

フォッカー70/100とボーイング737-800を置き換える予定。
Falcon 1
ボーイング787-8 2 ボーイング767-300ERの置き換えとして導入予定

就航都市

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国内線

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image アロタウ、ブカ、ダル、ゴロカ、ホスキンズ(英語版)、カビエン、ケレマ、カイウンガ(英語版)クンディアワ(英語版)、ラエ、リヒール島(英語版)、マダン、マヌス島、メンディ、マウントハーゲン、ポポンデッタ、ラバウル、タブビル(英語版)タリ(英語版)ヴァニモ(英語版)、ワペナメンダ、ウェワク

国際線

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日本との関係

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日本との歴史

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  • 1977年から1981年にかけて、鹿児島空港と福岡空港にボーイング707で乗り入れていた(航空協定によらず、行政認可方式)。
  • 1994年8月に名古屋空港(現県営名古屋空港)ーポートモレスビー間にA310にてプログラムチャーターを5往復(日本ベース)運航。 其の後1997年の関西国際空港への定期便就航までの間、A310にて関西国際空港、福岡空港、福島空港などからチャーター便を多数運航。
  • 1997年から1998年にかけて、関西国際空港にエアバスA310で日本ーPNG間の航空協定に基づき定期便として就航したが、アジア通貨危機の影響もありすぐに運休となった。
  • 2002年4月の成田空港B滑走路開業に合わせ、成田空港路線運航の航空協定上の権益を獲得。東京/成田-ポートモレスビー線の運航を週1便で開始した。
  • 2010年3月から、B滑走路延長による発着枠増加に伴い、航空協定上の週2便の運航権益を得て、東京/成田線を週2便に増便。
  • 2018年9月1日から、東京/成田線をチューク空港経由で運航した。なお、10月1日から週1便に減便され、10月6日からは再び直行便に経路を変更して運航した。
  • コロナウイルス感染拡大に合わせて日本路線を運休。
  • 2023年10月26日に日本・パプアニューギニア間の航空協議が行われ、成田空港とパプアニューギニアとの間で路線を運航する場合、パラオに寄港できる枠組みを設定した。

日本事務所

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1977年の鹿児島線開設に合わせて、リエゾンオフィスとして東京日比谷の帝国ホテル内に事務所を設置(日本での総代理店は全日空に委託)。その後何度かの移転をし、2002年の成田空港への定期便就航後、2004年に東京都千代田区九段下の千代田会館内に事務所を移転。この頃よりニューギニア航空がパプアニューギニア政府観光局(TPA)を兼ねる形でマーケティングを兼務。 2012年に日本支社はニューギニア航空直営から総代理店化され、株式会社アルコネットが日本地区総代理店に指定された(事務所は浜松町)。2025年5月末にて総代理店契約解除に伴い、同年6月より再び直営に戻り、ニューギニア航空日本支社として東京都中央区日本橋本石町に事務所を開設し業務を再開した。

事故

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  • 2013年10月19日、PX2900貨物便がマダン空港(英語版)からの離陸に失敗した。乗員3人は無事だったが、機体は水没した。機体の過積載と重心が安全範囲内外にあったため離陸不能となったことが事故原因である。
  • 2018年9月28日、PX73便がチューク国際空港にて滑走路手前に着水した。乗員乗客47人中46人は救助されたが、1人が死亡した。事故原因は調査中である。

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^ Air Niugini Fleet Details and History - PlaneSpotters.net
  2. ^ a b “フォッカー&“つなぎ役”は退役へ ニューギニア航空、A220ファミリーを9月に運航開始 | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年5月21日閲覧。
  3. ^ “ニューギニア航空、3機目の737-800到着 A220導入までの“つなぎ”役 | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年5月21日閲覧。
  4. ^ “ニューギニア航空、ついにフォッカー置き換え!A220導入 2025年から | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年5月21日閲覧。
  5. ^ (参考図書:旅客機雑学のすすめ 谷川一巳:著 山海堂:2000年刊 より)[要文献特定詳細情報]
  6. ^ sky-budget (2018年8月22日). “ニューギニア航空、成田〜チューク経由〜ポートモレスビー線を10月1日より週1便へ減便 | sky-budget スカイバジェット”. 2025年5月21日閲覧。
  7. ^ sky-budget (2018年10月5日). “ニューギニア航空、チューク経由を取り止め、成田~ポートモレスビー線を直行化 | sky-budget スカイバジェット”. 2025年5月21日閲覧。
  8. ^ “国交相、パラオ経由の成田〜パプアニューギニア路線再開に向け枠組み設定 | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年5月21日閲覧。

外部リンク

]
  • Air Niugini(英語)
  • ニューギニア航空 日本支社(日本語)
  • Air Niugini Limited (@pxpng) - X
  • Air Niugini (100064792625745) - Facebook
  • Air Niugini (@airnugini) - Instagram

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