グアム国際空港
| アントニオ・B・ウォン・パット国際空港 グアム国際空港 Antonio B. Won Pat International Airport Guam International Airport | |||||||||||||
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| IATA: GUM - ICAO: PGUM | |||||||||||||
| 概要 | |||||||||||||
| 国・地域 |  グアム | ||||||||||||
| 所在地 | タムニンおよびバリガダ | ||||||||||||
| 種類 | 民間 | ||||||||||||
| 運営者 | グアム・A.B.ウォンパット国際空港公社 | ||||||||||||
| 拠点航空会社 | フリーダムエアー、フライ・ミクロネシア、ユナイテッド航空 | ||||||||||||
| 標高 | 91 m (297 ft) | ||||||||||||
| 座標 | 北緯13度29分02秒 東経144度47分50秒 / 北緯13.48389度 東経144.79722度 | ||||||||||||
| 公式サイト | 公式ウェブサイト | ||||||||||||
| 地図 | |||||||||||||
 GUM | |||||||||||||
| 滑走路 | |||||||||||||
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| 統計（2018年） | |||||||||||||
| 旅客数 | 380万人 | ||||||||||||
| 出典：連邦航空局GuamPDN | |||||||||||||
| リスト | |||||||||||||
| 空港の一覧 | |||||||||||||
グアム国際空港（グアムこくさいくうこう、英語: Guam International Airport）は、正式名称をアントニオ・B・ウォン・パット国際空港（英語: Antonio B. Won Pat International Airport）という、アメリカ合衆国グアムの国際空港である。
3,000メートル級の滑走路を2本持ち、グアムの観光中心地タムニンとバリガダにまたがる高台に位置する。貨物専用ターミナルも完備されており、貨物専用便の発着も多い。ユナイテッド航空の太平洋地域におけるハブ空港である。
2021年-2022年の1年間で、1日平均68機が発着した。
歴史
]
- 1944年7月から8月にかけて行われたグアムの戦いでグアムを奪還したアメリカ軍によって、この飛行場はアメリカ陸軍航空軍（アメリカ空軍の前身）の基地「アガナ飛行場」となった。
- 1949年にはアメリカ海軍に移管され、「アガナ海軍航空基地」となり、1995年まで軍事基地として使用された。
民間空港として
]- 1964年より民間供用が開始され、パンアメリカン航空やコンチネンタル航空、ノースウェスト航空が就航を開始した。
- 1967年3月、ターミナルが開業。
- 1967年5月、パンアメリカン航空が東京国際空港線を開設した。
- 1975年、当空港を管理する、グアム国際空港管理局 (GIAA) が設営都された。
- 1982年、初の本格的な旅客ターミナルが開業。
- 1988年、旅客ターミナルの正式名称を、グアムから初めてアメリカ合衆国下院議員となったアントニオ・B・ウォン・パットにちなんで「Antonio B. Won Pat Guam International Air Terminal」と改称した。
- 1998年、国際線旅客の増加に対応し、現在の旅客ターミナルが開業した。
- 2012年11月19日、仙台空港と姉妹空港提携を締結した。
- 2014年、ユナイテッド航空の上海/浦東線が就航し、初の中国への直行便となった。
施設
]空港の敷地は6.71km2で、標高は305 フィート(93 m)である。アスファルト滑走路が2本ある。
- 滑走路6L / 24R:12,017 x 150フィート(3,663 x 46 m)、表面:アスファルト、ILS / DME装備
- 滑走路 6R/24L: 10,014 x 150 フィート (3,052 x 46 m)、表面: アスファルト、ILS/DME 装備
ターミナル
]
1998年9月に供用が開始された旅客ターミナルは、約550,000平方フィート（約51,000平方メートル）の面積を持ち、710台分の一般利用客向け平置き駐車場が併設されている。国内線と国際線に対応しており、日本や大韓民国などからの国際線旅客の利用に対応して免税店や土産物店、高級ブランドのブティックも多く設けられている。
訓練
]2014年より自社でのパイロット養成を再開した日本航空が、課程の一部を本空港にて実施しており、主にボーイング737を用いた実機訓練を行っている。
出入国管理
]入国管理はアメリカ国土安全保障省税関・国境警備局（CBP）が行い、通関はグアム政府の税関・検疫所が行っている。また出国時のセキュリティ・チェックはアメリカ国土安全保障省の運輸保安庁が行っている。
日本国籍を含む十数カ国の国籍保持者は、入国する際に「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム」という当該地域専用ビザ免除プログラムも利用することができる。これは通常アメリカ合衆国の州へ入国時に義務付けられている電子渡航認証システム（ESTA）を申請することなく、入国できる制度である（ただしグアム・北マリアナ諸島のみの滞在に限る）。
上記の通り、アメリカ本土とは異なる入国管理を実施していることから、ホノルルへの直行便（2023年現在、ユナイテッド航空のみ）は、搭乗に際してCBPによる再度の入国審査を受けることになり、専用の入国審査台、搭乗口が設置されている。
就航航空会社と就航地
]旅客
]| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
 ユナイテッド航空(UA) | チューク、ホノルル、コロール、コスラエ、クェゼリン、マジュロ、マニラ、名古屋/中部、大阪/関西、ポンペイ、サイパン、台北/桃園、東京/羽田、東京/成田、ヤップ |
 日本航空(JL) | 東京/成田 |
 大韓航空(KE) | ソウル/仁川 季節運航 : 釜山 |
| ジンエアー(LJ) | ソウル/仁川、釜山 |
| チェジュ航空(7C) | ソウル/仁川(2025年10月13日をもって運休予定) |
| ティーウェイ航空(TE) | ソウル/仁川、大阪/関西、大邱(大阪/関西経由) |
| エアソウル(RS) | ソウル/仁川(2025年10月26日より運航再開予定) |
| エアプサン(BX) | 釜山(2025年11月1日より運航再開予定) |
 チャイナエアライン(CI) | 季節運航 : 台北/桃園 |
| スターラックス航空(JX) | 季節運航 : 台北/桃園 |
 フィリピン航空(PR) | マニラ、セブ(2025年12月16日より運航開始予定) |
 スター・マリアナス・エア | ロタ |
2025年7月現在
貨物
]| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| アジア・パシフィック・エアラインズ(P9) | チューク、ホノルル、コロール、コスラエ、クェゼリン、マジュロ、パゴパゴ、ポンペイ、ヤップ |
| UPS航空(5X) | 香港、ホノルル |
| ユナイテッド航空(UA) | サンフランシスコ |
運休・廃止路線
]| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| JALウェイズ | 東京/成田、大阪/関西、名古屋/小牧 |
| 全日本空輸 (エアージャパンに運航委託) | 東京/成田 |
| ユナイテッド航空 (一部、コンチネンタル・ミクロネシアより路線を引き継ぐ) | 札幌/新千歳、仙台、新潟、名古屋/小牧、岡山、広島、福岡、那覇、ケアンズ、シカゴ/オヘア |
| コンチネンタル・コネクション | ロタ、サイパン |
| ノースウエスト航空 | 東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、名古屋/小牧 |
| デルタ航空 (ノースウエスト航空より引き継ぐ) | 東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部 |
| チャイナエアライン | 台北/桃園 |
| エバー航空 | 台北/桃園 |
| スターラックス航空 | 台北/桃園 |
| 大韓航空 | 済州(大阪/関西経由)、大阪/関西 |
| セブパシフィック航空 | マニラ |
交通
]グアムの経済及び観光の中心地であるハガニアやタモンへ車で15分程度の距離にある。島内の主なホテルへシャトルバスが運行されている。またタクシーも多く使用されている。アメリカや日本の大手レンタカー会社のデスクも完備されている。空港内のレンタカーデスクは乗り入れ便に合わせ24時間営業している。
事故
]1997年8月6日深夜、ソウル・金浦国際空港発、グアム国際空港行きの大韓航空801便（ボーイング747-300）が、空港西側のミニッツヒルの丘に墜落。乗員乗客237人の内228人が死亡する大惨事となった。
脚注
]- ^ の混在舗装PGUMの空港情報 - World Aero Data (2006年10月時点のデータ) より
- ^ FAA Airport Form 5010 for GUM (PDF) , retrieved 2007-03-15
- ^ Gilbert, Haidee Eugenio. “A.B. Won Pat Guam International Airport moving forward with plans for spaceport”. Pacific Daily News. 2022年2月24日閲覧。
- ^ “Timeline - 1988”. A.B. Won Pat International Airport Authority. 2011年1月21日閲覧。
- ^ グアム国際空港、仙台空港と姉妹空港提携 11月19日に調印式[リンク切れ] 徳島新聞（2012年11月22日）
- ^ グアムで737実機訓練 特集・JALパイロット自社養成再開から5年（4） - AviationWire・2019年9月17日
- ^ “グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム”. 在日アメリカ大使館. 2013年1月8日閲覧。
- ^ H.I.Sなど一部の旅行代理店では、書類不備などで空港での入国審査が滞ることがないよう、ESTA渡航認証の事前申請を推奨している。
- ^ “Korean Air Resumes Busan – Guam Service From August 2025”. 2025年6月19日閲覧。
- ^ Flight Schedule - A.B. Won Pat International Airpor
- ^ グアム国際空港 飛行機時刻表 - NAVITIME Transit
- ^ Passenger Flight Schedule - Star Marianas Air
- ^ “ユナイテッド航空、福岡〜グアム線を10月26日をもって運休”. 2025年5月20日閲覧。
関連項目
]
外部リンク
]- 公式ウェブサイト
- グアムの空港
- 人名空港
- 1943年開業の施設
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