サンフランシスコ国際空港
| サンフランシスコ国際空港 San Francisco International Airport | |||||||||||||||||||||
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![]() 国際線ターミナル | |||||||||||||||||||||
![]() 連邦航空局・空港図 | |||||||||||||||||||||
| IATA: SFO - ICAO: KSFO | |||||||||||||||||||||
| 概要 | |||||||||||||||||||||
| 国・地域 | | ||||||||||||||||||||
| 所在地 | | ||||||||||||||||||||
| 母都市 | | ||||||||||||||||||||
| 種類 | 公共 | ||||||||||||||||||||
| 所有者 | サンフランシスコ空港委員会 | ||||||||||||||||||||
| 拠点航空会社 | |||||||||||||||||||||
| 敷地面積 | 2107 ha | ||||||||||||||||||||
| 標高 | 4 m (13 ft) | ||||||||||||||||||||
| 座標 | 北緯37度37分08秒 西経122度22分30秒 / 北緯37.6189度 西経122.375度座標: 北緯37度37分08秒 西経122度22分30秒 / 北緯37.6189度 西経122.375度 | ||||||||||||||||||||
| 公式サイト | 公式ウェブサイト | ||||||||||||||||||||
| 地図 | |||||||||||||||||||||
![]() SFO/KSFO ![]() SFO/KSFO ![]() SFO/KSFO | |||||||||||||||||||||
| 滑走路 | |||||||||||||||||||||
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| 統計(2024年) | |||||||||||||||||||||
| 旅客数 | 5,228万人 | ||||||||||||||||||||
| 連邦航空局公式サイト | |||||||||||||||||||||
| リスト | |||||||||||||||||||||
| 空港の一覧 | |||||||||||||||||||||
サンフランシスコ国際空港(サンフランシスコこくさいくうこう、英語: San Francisco International Airport) (IATA: SFO, ICAO: KSFO, FAA LID: SFO) は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州サンフランシスコから約20km南に位置する国際空港である。
ベイエリア最大の空港であり、アメリカ西海岸においてロサンゼルス国際空港(LAX)に次いで2番目に利用者が多い。ユナイテッド航空とアラスカ航空のハブ空港である。
歴史
]- 1927年5月7日、現在の空港敷地に150エーカーの土地を用意し、一時的な実験空港プロジェクトとして、ミルズフィールド市営空港として開港した。空港のための150エーカーの土地は、D.O.ミルズの遺産から購入された。
- 1931年6月9日、サンフランシスコ空港に改称。
- 1931年冬には、急速に成長する空港の管理が公共事業委員会に移された。
- 1932年11月17日、空港の拡張、開発のために26万ドルの債券が承認された。
- 1933年、パシフィック・シーボード航空がロサンゼルス線に就航し、乗り入れを開始。
- 1935年11月、滑走路Cが1,900フィートから3,000フィートに延長された。
- 1937年1月、ユナイテッド航空が就航し、ダグラスDC-3を使用して、ロサンゼルス線、ニューヨーク線を開設。
- 1937年、新旅客ターミナルが開業。
- 1946年9月15日、初の国外航空会社として、オーストラリア・ナショナル・エアウェイズがダグラスDC-4を使用して、シドニー-オークランド-フィジー/ナンディ-カントン島-ホノルル-サンフランシスコ-バンクーバー線の運航を開始した。
- 1947年、パンアメリカン航空が世界一周航路を開設。同年、ユナイテッド航空がダグラスDC-6でハワイ線、フィリピン航空がマニラ線を開設。
- 1953年、デルタ航空が同社初の国際線を開設。
- 1954年、日本航空が就航。
- 1954年、ユナイテッド航空によって、米国東海岸への直行便運航が開始。
- 1954年8月27日、ターミナルが開業。
- 1957年、トランスワールド航空が、パリ線、ロンドン線を開設。
- 1959年3月、トランスワールド航空がボーイング707をニューヨーク線に投入し、当空港初のジェット機路線となる。
- 1959年7月29日、アメリカの空港として初めて、ボーディング・ブリッジが建設された。
- 1960年、パンアメリカン航空が東京線を開設。
- 1961年、ルフトハンザドイツ航空が就航。
- 1964年5月20日、コンコースBにおいて、450 フィート (140 m)の動く歩道が設置された。空港内への設置は、アメリカではじめてであり、また、この動く歩道は当時、世界最長だった。
- 2000年12月、国際線ターミナルが開業。
- 2016年10月15日、新管制塔が運用を開始。
滑走路
]
クロース・パラレル方式で2本×2組、計4本の滑走路が配置されているが、この近接した滑走路での同時離着陸が行われている世界でも珍しい空港である。 その理由はこの空港が一日1000を超える航空機の往来があるためで、同時着陸を行う際は接近を告げる機内アナウンスが放送される事が有る。並行する二本の滑走路が近接しているため、名物の霧がかかるなど気象条件が悪化すると片方の滑走路が閉鎖され到着遅れの原因となっている。
ターミナル
]
ターミナル1・2・3・国際線ターミナルの4つに分かれており、7つのボーディング・エリアがある。それぞれのターミナルは環状に配置されていて、ターミナル間の移動は徒歩で可能な他、ターミナル間を結ぶエアトレインが24時間運行しており、無料で利用できる。
2019年8月20日より、ターミナルビル内で使い捨てペットボトル入り飲料水の販売を禁止した。ゴミの最終処分場の残容量が逼迫していることから取られた措置。

ターミナル1(ハーヴェイ・ミルク)
]旧サウス・ターミナルとして知られるターミナル1はボーディング・エリアB&Cから成り立っている。当初のターミナル(現在のボーディング・エリアB&C)は1963年に開業し、ボーディング・エリアAは1974年に開業した。ターミナルの改修工事は1988年に完了した。国際線ターミナルに新ボーディング・エリアAが設置されたため、旧Aは2007年に取り壊された。
ターミナル2
]旧セントラル・ターミナルとして知られるターミナル2は、1954年に開業した。現在の国際線ターミナルがオープンする前の国際線ターミナルとして知られている。このターミナルは2008年から2011年に改修工事が行われた。ボーディング・エリアDのみを有する。管制塔はターミナル2の上層階に位置している。出発・到着エリアはターミナル1とターミナル3を結ぶ通路としても機能している。
ターミナル3
]旧ノース・ターミナルとして知られるターミナル3は、1981年開業のボーディングエリアEと 1979年開業のボーディング・エリアFを有する。ユナイテッド航空の国内線はターミナル3を使用し、国際線は国際線ターミナルを使用する。一部の国内線はターミナル1を使用する。
国際線ターミナル
]2000年にオープンしたこのターミナルは、北米最大級の国際線ターミナルであり、耐震基礎絶縁体(免震構造)で建設された世界の中で最も大きな構造物である。このターミナルの完成前は、ターミナル2が国際線ターミナルであった。ボーディングエリアは上層部に商業施設、下層部に出発ロビーを配置した2層構造である。またボーディング・エリアG側の駐車場はバートの駅につながっている。
主な就航路線
]| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
| オースティン、ボルチモア、ボストン、シカゴ/ORD、クリーブランド、ダラス/フォートワース、デンバー、フォートローダーデール、ヒロ、ホノルル、ヒューストン、インディアナポリス、カフルイ、コナ、ラスベガス、リフエ、ロサンゼルス/LAX、ロサンゼルス/サンタアナ、ミネアポリス=セントポール、ニューオーリンズ、ニューヨーク/JFK、ニューアーク、オーランド、フィラデルフィア、フェニックス、ピッツバーグ、ポートランド(OR)、ローリー/ダーラム、サンディエゴ、セントルイス、シアトル、ワシントン/ダレス、ワシントン/ナショナル 季節就航 : アンカレッジ | |
| 北米線 : メキシコシティ、カンクン、グアダラハラ カナダ線 : バンクーバー、ビクトリア、カルガリー、エドモントン ヨーロッパ線 : ロンドン/LHR、パリ/CDG、フランクフルト、ミュンヘン、パペーテ 中東線 : テルアビブ 東アジア線 : 東京/羽田、東京/成田、大阪/関西、ソウル/仁川、北京/首都、上海/浦東、成都、杭州、香港、台北/桃園、シンガポール 太平洋・オセアニア線 : シドニー、オークランド(NZL) 季節就航 : 西安、プエルト・バヤルタ | |
| アルバカーキ、オースティン、ベーカーズフィールド 、ボイシ、ボーズマン、チコ、コロラドスプリングス、クレセント・シティ、ダラス/フォートワース、ユージーン、ユーリカ、フレズノ、アイダホフォールス、カンザスシティ、クラマスフォールス、ラスベガス、ロサンゼルス/バーバンク、ロサンゼルス/サンタアナ、メドフォード、モデスト、モントレー、ノースベンド、オクラホマシティ、オンタリオ(CA)、パームスプリングス、パスコ、フェニックス、ポートランド(OR)、レディング、レドモンド/ベンド、リノ、サクラメント、ソルトレークシティ、サンアントニオ、サンディエゴ、サン・ルイ・オビスポ、サンタバーバラ、シアトル、スポケーン、ツーソン 季節就航 : アスペン、ジャクソンホール、マンモスレイクス、ミズーラ、サンバレー | |
| オースティン、ボイシ、ボストン、カンクン、エバレット、コナ、ラスベガス、リフエ、ロサンゼルス/LAX、ロサンゼルス/バーバンク、ロサンゼルス/サンタアナ、ニューヨーク/JFK、ニューアーク、オーランド、パームスプリングス、フェニックス、ポートランド、プエルト・バヤルタ、レドモンド/ベンド、ソルトレイクシティ、サンディエゴ、ロス・カボス、シアトル、スポケーン、ワシントン/ナショナル 季節就航 : アンカレッジ、ボーズマン、イスタパ・シワタネホ、ジャクソンホール、リベリア(コスタリカ)、ロレト、マサトラン | |
| アトランタ、シンシナティ、デトロイト、ホノルル、ロサンゼルス/LAX、ミネアポリス=セントポール、ニューヨーク/JFK、ソルトレイクシティ、シアトル | |
| シャーロット、シカゴ/ORD、ダラス/フォートワース、ロサンゼルス/LAX、マイアミ、ニューヨーク/JFK、フィラデルフィア、フェニックス | |
| アトランタ、シカゴ/MDW、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス/LAX、ロサンゼルス/サンタアナ、ミルウォーキー、フェニックス、サンディエゴ | |
| ボストン、フォートローダーデール、ニューヨーク/JFK | |
| ホノルル、カフルイ | |
| アトランタ、ダラス/フォートワース、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス/LAX、ロサンゼルス/サンタアナ、オンタリオ、フェニックス、ソルトレイクシティ、サンディエゴ 季節就航 : デトロイト、オーランド、パームスプリングス | |
| ミネアポリス=セントポール | |
| モントリオール、トロント、バンクーバー | |
| カルガリー、バンクーバー | |
| メキシコシティ、グアダラハラ | |
| パナマシティ | |
| リマ | |
| サンサルバドル | |
| ロンドン/LHR | |
| ロンドン/LHR | |
| アムステルダム | |
| パリ/CDG | |
| パリ/ORY | |
| フランクフルト、ミュンヘン | |
| チューリッヒ | |
| コペンハーゲン | |
| ダブリン | |
| マドリッド | |
| 東京/羽田、東京/成田 | |
| 東京/成田 | |
| 東京/羽田、東京/成田 | |
| ソウル/仁川 | |
| ソウル/仁川 | |
| 台北/桃園 | |
| 台北/桃園 | |
| 香港 | |
| 北京/首都、上海/浦東、重慶 | |
| 上海/浦東 | |
| 広州、武漢 | |
| 香港、シンガポール | |
| ホーチミン | |
| マニラ | |
| イスタンブール | |
| ドバイ | |
| ドーハ | |
| シドニー | |
| オークランド(NZL) |
地上アクセス
]鉄道
]2003年6月22日にバート(BART)がSFO駅およびミルブレー駅(Millbrae)まで延伸されたため、サンフランシスコ市の中心部まで鉄道で行けるようになった。
また、ミルブレー駅ではカルトレインに接続しており、サンノゼ(San Jose)・ギルロイ(Gilroy)方面へも行くことが可能となった。ただし、SFO駅 - ミルブレー駅間はバートの利用が必要である。バートのSFO駅 - ミルブレー駅間の直通運転は平日夕方以降、週末および祝日のみであり、平日の日中はサンブルーノ駅(San Bruno)での乗り換えが必要となる。
バス
]サムトランスが以下の5路線を運行している。
- ルート140:サンブルーノ(San Bruno)、サウス・サンフランシスコ(South San Francisco)、パシフィカ(Pacifica)方面
- ルート292:サンマテオ(San Mateo)、ヒルズデール・モール(Hillsdale Mall)方面
- ルート398:サンブルーノ駅(バート)(San Bruno BART Station)方面、およびレッドウッド・シティ駅(カルトレイン)(Redwood City Caltrain Station)方面
- ルート397:シビック・センター駅(バート)(Civic Center BART Station)方面、およびミルブレー駅、パロアルト駅(カルトレイン)(Palo Alto Caltrain Station)方面
- ルートKX:速達タイプの路線であり、午前は北行き、午後は南行きのみ。レッドウッド・シティ方面およびサンフランシスコ方面
自動車
]国道101号線に隣接している他、付近にある州間高速道380号線とのジャンクションから州間高速道280号線に接続されている。
空港の敷地内に短期用の駐車場がある他、敷地外には長期用の駐車場がある。また、各バート駅の駐車場は事前にオンラインで許可証を購入することで長期用の駐車場として利用できる。
事故
]- 1968年11月22日、羽田空港(東京国際空港)発日本航空002便(ダグラス DC-8-62 機体記号:JA8032、愛称:志賀 "SHIGA")が、サンフランシスコ国際空港への着陸操作を誤ったために、滑走路から5キロメートル、サンマテオ市コヨーテ岬ヨットハーバーから500メートル沖合いのサンフランシスコ湾の海面に着水した。機体の損壊が少なく、また浅瀬であったために機体が完全に水没しなかったことから、乗員乗客107名全員が無傷で救助された。
- 1971年7月30日、ロサンゼルス国際空港発羽田空港行きパンアメリカン航空845便(ボーイング747-100 機体記号:N747PA、愛称:" Clipper America")が途中経由地のサンフランシスコ国際空港で、地上の運航管理者の勘違いや機長の錯誤からB747の離陸には短すぎる滑走路から離陸してしまったために、主脚を進入灯に衝突させた。機体が破損したものの引き返して緊急着陸することに成功し、死者は出なかったものの、重軽傷者が29人発生し、ボーイング747としては初めての人身事故となった。
- 2013年7月6日午前11時36頃(日本時間午前3時ごろ)、仁川国際空港発アシアナ航空214便(ボーイング777-200ER、機体番号:HL7742)が当空港への着陸に失敗し炎上した。搭乗していた乗員乗客307人のうち3人が死亡、日本人1人を含む130人以上が病院に運ばれた。この事故の影響で、当空港の滑走路は一時閉鎖となり、ロサンゼルス国際空港など他空港への着陸や欠航・遅延が発生した。2014年6月15日に米運輸安全委員会 (NTSB) は、事故調査の公聴会を行い、操縦ミスを第一の原因にあげた。
サンフランシスコ・ベイエリアの空港の位置関係
]オークランド国際空港やノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港と共にサンフランシスコ・ベイエリアの主要路線の空の玄関口として機能している。
脚注
]- ^ FAA Airport Form 5010 for SFO (PDF) , effective 2007-12-20
- ^ “SFO Airport 2024 Final Air Traffic Summary”. flysfo.com. 2025年9月11日閲覧。
- ^ “サンフランシスコ空港、飲料水入りペットボトルの販売禁止へ”. AFP (2019年8月3日). 2019年10月12日閲覧。
- ^ ユナイテッド航空、サンフランシスコ/西安線就航を申請 季節便を週3便 FlyTeam 2015年9月23日付
- ^ 韓国のアシアナ航空機が米サンフランシスコで着陸失敗、炎上 2013年07月07日 10:17 AFPBB News
- ^ Crash of Asiana Flight 214 Accident Report Summary
- ^ アシアナ機の着陸失敗事故、「自動操縦への頼り過ぎ」が一因
関連項目
]- アメリカ合衆国の空港の一覧
外部リンク
]- 公式ウェブサイト
- サンフランシスコ観光局/国際空港
- 地図 - Google マップ
- カリフォルニア州の空港
- サンフランシスコの交通
- サンフランシスコの建築物
- サンマテオ郡
- クラスBの空港
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