クレイオー

クレイオー(古希: Κλειώ、古代ギリシア語ラテン翻字: Kleiṓ)、あるいはクリーオー(古希: Κλιώ、古代ギリシア語ラテン翻字: Kliṓ、ラテン語: Clio)は、ギリシア神話に登場する女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1人である。
日本語では長母音を省略してクレイオ、クリオとも表記される。
ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、エウテルペー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エラトー、ポリュムニアー、ウーラニアーと姉妹。ムーサたちのうち「英雄詩」と「歴史」を司り、表される際の持ち物は巻物あるいは巻物入れなどであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代もかなり後期になってからである。
アプロディーテーに対して「女神の身であるにもかかわらず、人間アドーニスに恋した」と咎めたため、呪いによりマケドニアのペラ(ピーエリス)王ピーエロスに恋するようになり、その間にヒュアキントスという息子を産んだ。
別な伝説では、婚姻の神ヒュメナイオスの母でもあるという。
ギャラリー
]-
ジョヴァンニ・バリオーネ『クレイオー、歴史を司るムーサ』(17世紀前半) アラス美術館所蔵 -
ジュゼッペ・ファニャーニ『クレイオー』(1869年) メトロポリタン美術館所蔵 -
ヨハン・ハインリヒ・ティシュバイン『クレイオー』(1780年) カッセル市立美術館所蔵 -
ピエール・ミニャール『クレイオー』(1689年) ブダペスト国立西洋美術館所蔵 -
シャルル・メニエ『クレイオー』(1800年) クリーブランド美術館所蔵 -
クレイオーの像 エルミタージュ美術館所蔵 -
クレイオーの像 プラド美術館所蔵
脚注
]参考文献
]- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)
関連項目
]- クリオ (小惑星)
- クリオネ
カテゴリ:
- ムーサ
- ギリシア神話の神
- 女神
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