ミリリットル
| リットル 仏 litre 英 litre | |
|---|---|
![]() 1リットルは1辺10 cmの立方体の体積である | |
| 記号 | L, l |
| 度量衡 | メートル法 |
| 系 | 非SI単位 |
| 種類 | SI併用単位 |
| 量 | 体積 |
| SI | 10−3 m3 |
| 定義 | 1 dm3 |
| 語源 | フランス語 litron (≒ 0.78 L) |
リットル(仏: litre, 英: litre単位記号: L, l)は体積の単位。「SI単位と併用できる非SI単位」の一つ。
1リットル = 10−3立方メートル (m3) = 1立方デシメートル (dm3) = 1000立方センチメートル (cm3) である。
液体などの体積の単位として用いられる。
日本においては、かつては液体の体積は「容積」であるとして区別していた時期があったが、現在では法令上は「容積」の語は用いられずリットルも体積の単位であるとされる。
語源および表記
]リットルの語源はフランス語の litron であり、litron はギリシア語: λίτρα およびラテン語: litra に由来する。
日本では1952年(昭和27年)2月29日まで漢字で立(立突の略)と書かれていた。また、英語での発音(英: litre, [ˈliːtə(r)]:リーター)から、日本ではリッターと表記・発音されることがある。1952年3月1日の計量法施行後はリッターや立(立突)の表記は、法律上認められていない。
英語表記
]BIPMが発行するSI文書(フランス語版+英語版、および英語版)では、リットルの英語表記としてISO 31「量と単位」(Qunatities and Unites) に従い、一貫して、“litre” を使用している。英国においても同じである。liter の綴りは用いられない。
一方、アメリカ合衆国においては“liter”の綴りが一般的に使用されている。これは合衆国政府印刷局のUnited States Government Printing Office Style Manual が “liter” を使用していることを根拠に、アメリカにおいてSIを所管しているNISTがSI文書のアメリカ版である NIST Special Publication 330 において liter の綴りを採用していることが根拠となっている。アメリカでは他にもとしては、メートルを metre → meter、デカを deca → deka、トンを tonne → metric ton などと綴りを変更している(ただし、tonne については、SI文書でも「英語圏では通常 metric ton と呼ばれている」と注記している)。
日本では英語の発音を元に、リットルを「リッター」と発音することがあるが、公的な文書ではSI文書に準じて "litre" の綴りを用いる。
リットル系と立方メートル系の使い分け
]SIや他の国際標準では、リットル系と立方メートル系の使い分けについての明確な記述を示していない。
しかし、1964年の国際度量衡総会は「リットルという名称は、高精度の体積測定の結果を表すためには使用されないよう勧告する」としている。次項で述べるように、リットルの定義が過去に2回変更されており、混乱を招く可能性があったためである。特に1901年から1964年までのリットルの定義は 1.000028 dm3 であったので、NISTは、この間の精密なデータを扱う場合に留意するように注意を与えている。
歴史
]1793年、リットルはフランスの「共和党法案」で、新しい公定単位の一つとして提案された。その定義は 1リットル = 1立方デシメートル (dm3) であった。名前は、フランスの伝統的な単位リトロン (litron) ≒ 0.78 L に因む。
1879年、国際度量衡委員会 (CIPM) はリットルの定義および小文字の l(小文字のエル)をその記号とすることを採択した。
1901年、第3回国際度量衡総会 (CGPM) は、「1. 高精度測定のための体積の単位は,最大密度で,標準大気圧の下にある1キログラムの純水によって占められる体積であり,その体積を「リットル」と称する.」と声明した。
1901年の定義の意図するところでは、1リットルは1立方デシメートルと等しくなるはずであった。1立方デシメートルの純水の体積は1キログラムであるためである。しかし、実際にはキログラムの定義に使用されるキログラム原器が本来の意図よりも重く作られてしまったため、1リットルは1立方デシメートルよりもわずかに大きいことになった。
そこで、国際度量衡局 (BIPM) は純水1立方デシメートルの純水の質量を測定した。しかし測定によって1ミリグラム台の差が出てしまった。これは、先のリットルの定義では最大密度・標準大気圧を規定しているが、実際の水の体積には他の多数の条件が関わっており、それらの条件をすべて揃えるのは難しいためである。
| 測定者 | 測定値 L/dm3 |
|---|---|
| ギヨーム | 1.000029 |
| シャピュイユ | 1.000027 |
| レピネーラ | 1.000028 |
結局、1907年にBIPMは表の3つの測定結果を示した上で「BIPMに課せられた水の1キログラムの体積を決定する仕事は、最高の精度をもって達せられた」と報告し、純水に基づいて1リットルの正確な値を決定する作業を放棄した。
そのため、各国で1リットルの値に差異が生じる事態が起きた。例えば日本では 1.000028 dm3 を採用し、アメリカでは 1.000029 dm3 を採用した。
1960年の第11回CGPMはCIPMにこの問題を検討するよう要請し、1964年の第12回CGPMにおいて、1901年の定義を廃止して、リットルは立方デシメートル (dm3) の別名称であるとする定義を発表し、高精度の体積測定の結果を表すためにはリットルを用いないことを勧告した。定義の変更による混乱を避けるために、新しい定義のリットルには「新リットル」という名称が与えられ、(旧)リットルと区別する必要がある場合に使いることとした。
現在では(旧)リットルが使われることはほとんど無く、現在はリットルは新リットルを指す。
記号のゆれ
]リットルの単位記号は国際単位系 (SI) の規定では、大文字・立体の L または小文字・立体の l が正しい。日本の計量法上も同じである。
L
]当初、リットルを表す単位記号は小文字・立体の l だけであった。SIにおいては、人名に由来する単位については記号の一文字目を大文字にし、それ以外の単位は全て小文字で書くことになっていたからである。
しかし、多くのラテン文字を由来とする文字を使用する国では、筆記体のアラビア数字の 1 を単に垂直の線のみで示すのが一般的であり、これとラテン文字の小文字の l とは酷似している。手動式タイプライターの一部の機種では、数字「1」のキーを省略し、Lの小文字「l」で代用したものがあったほどである(タイプライター#キーの省略)。そのため l と 1 が誤認されることがあった。
1979年の第16回CGPMでは大文字・立体の L もリットルの単位記号として用いることを採択した。また、将来「l」と「L」のうちの一方のみを正式なものとして選択するべきと表明したが、後の1990年の会議ではまだその時期ではないとされた。
このような経緯から、SIにおいては l と L のどちらを用いることができるとされる。
日本では産業技術総合研究所が、大文字・立体の L を使用することを推奨しており。法令においても例えば農林水産省の「飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令」は、「L」を用いることを規定している、L の使用が優勢である。
アメリカ標準技術局 (NIST) は、SP811において、アメリカ合衆国では大文字 L を使用すると規定している。このためSI文書のNISTバージョンであるSP330においてもリットルの記号として L のみを掲げている。なお、合衆国政府印刷局のStyle Manualにおいても、大文字 L を使用すると規定している。
記号の由来についての冗談
]「リットルに大文字「L」を用いるのは、クロード・リットル (Claude Émile Jean-Baptiste Litre) という人名に由来するためである」とする冗談をケネス・ウールナー (Kenneth Woolner) が1978年のエイプリル・フールのジョークとして教師向けの化学のニュースレターに載せたが、1980年の国際純正・応用化学連合 (IUPAC) の雑誌 Chemistry International に事実として記載され、同雑誌の次号において撤回されるという事件があった。詳細はクロード・リットルを参照のこと。
ℓの使用
]日本をはじめとするいくつかの国では、リットルの単位記号として、小文字の l の活字体ではなく小文字・筆記体・立体の ℓ (U+2113) を用いることがある。
かつては、日本の初等・中等教育でも ℓ や斜体字のエル を用いているものがあった。しかし、この記号は法的に定められたものでなく、「計量単位は立体で書き、斜体字は物理量の変数を表す」といった使い分けのルールにも反する。このため2006年度の教科書検定では、高校物理IIおよび高校化学IIの教科書では立体の L に表記を変更した。小学校の教科書においても、2011年の教科書検定から、単位記号は、大文字の「L」を使用するように検定意見が付き、各教科書とも、L を使用し始めた。これは、教科用図書検定基準が改定され、計量単位の記号については、「SIと併用される単位」についても、SI文書の表記によることとされたためである。市中においては今だにℓが使われているため、小学校の教科書では異なる記号が使われていることに注意を促しているものがある。
縦書き表記ではもっぱら ℓ が使用されるか、SI接頭語の記号 + ℓ(mℓ 等)を縦中横にしたり、㍑ の形の組文字を使用することが多い。立体の l やL が使用されることは稀である。
ℓは一部の文字コードに収録されている。JIS X 0213はℓを面区点位置1-3-63に割り当てているが、リットルの記号として L や l の使用の制限を意図するものではないとしている。Unicodeでは U+2113 に ℓ を SCRIPT SMALL L として liter (traditional symbol) の説明つきでリットル用の記号としてコードが割り当てており、数学用に使用される筆記体の l である U+1D4C1, 𝓁, MATHEMATICAL SCRIPT SMALL L とは区別して定めている。
酒類の表示
]国税庁は「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」第86条の5(酒類の品目等の表示義務) を根拠とし、酒類の内容量について次のようにリットル系の単位を用いて表記するよう指示している。
- 「内容量」の文字に続けて、「L」、「ml」、「mL」、「ℓ」、「mℓ」又は「リットル」、「ミリリットル」と表示しなければならない。
- 注)大文字「М」は「メガ」を表す接頭語のため使用しないこと。
倍量・分量単位
]リットルは非SI単位であるがSI接頭語を付加することができる。
分量単位
]ミリリットル
]ミリリットル (mL) は1000分の1リットルであり、立方センチメートル (cm3) に等しい。
日本の日常生活ではよく使われる単位であり、液状の医薬品や化粧品、調理のレシピなどで用いられる。内燃機関の容積を表す際に、大まかに記述する際はリットルを用いるが、細かく記述する際は立方センチメートルが用いられる。
なお、ミリリットル・立方センチメートルを cc(立方センチメートル、フランス語: centimètre cubeの略)とも表記することがあるが、SIでは使用を認めておらず、使わないほうがよいとされる。
デシリットル
]
デシリットル (dL) は10分の1リットルである。
日本ではあまり使われないが、小学校2年生の算数の教科書で教えられている。これは水筒(0.8 L程度)やペットボトル(0.5 L程度)の体積を示して体積(「かさ」としている。)の単位を教えるのであるが、小学校2年生の段階では、小数点を習っていないため、0.8 L、0.5 L とは教えず、8 dL、5 dL として教えるためである。
デシリットルは日本の豆や穀類の小売りで用いられている。従来は尺貫法の1合(約 1.8039 デシリットル)を取引単位としていたが、計量法の施行により合が商取引に使えなくなり比較的近い2デシリットルを販売単位とするようになったためである(写真参照)。
血糖値の単位として mg/dL(ミリグラム毎デシリットル)が用いられる。
センチリットル
]センチリットル (cL)は100分の1リットル (10 cm3) である。
ヨーロッパではセンチリットルが飲料の容量などによく使われる。「EUにおける食品ラベルに関する表示規則(理事会指令76/211/EEC)」において、液体の容量表示は、「cL」と規定している。ただしワイン類については附則でmL表示が認められている。
その他の分量単位
]生化学、塗装、印刷など微量の液体を扱う分野では、マイクロリットル (µL)、ナノリットル (nL)、ピコリットル (pL)、フェムトリットル (fL)、アトリットル (aL) が使われる。
さらに小さなSI接頭語を付けた単位も考えられるが、実際に用いられることは無いであろう。
倍量単位
]キロリットル (kL) はリットルの1000倍であり、1立方メートル (m3) に等しい。
メガリットル (ML) はリットルの100万倍である。
これより大きなSI接頭語をつけることも許されているが、実用上はほとんど使われない。
また10倍および100倍を表すSI接頭語であるデカおよびヘクトを付けた、デカリットル (daL) およびヘクトリットル (hL)があり、これらを表す漢字(和製漢字・国字)も作られたが、実際に使われることは稀である。
| 倍量 | 名称 | 記号 | SI単位 | 分量 | 名称 | 記号 | SI単位 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100 L | リットル | L | 103 cm3(1 dm3) | |||||
| 101 L | デカリットル | daL | 104 cm3(101 dm3) | 10−1 L | デシリットル | dL | 102 cm3 | |
| 102 L | ヘクトリットル | hL | 105 cm3(102 dm3) | 10−2 L | センチリットル | cL | 101 cm3 | |
| 103 L | キロリットル | kL | 1 m3 | 10−3 L | ミリリットル | mL | 1 cm3 | |
| 106 L | メガリットル | ML | 103 m3(1 dam3) | 10−6 L | マイクロリットル | µL | 1 mm3 | |
| 109 L | ギガリットル | GL | 106 m3(1 hm3) | 10−9 L | ナノリットル | nL | 106 µm3 | |
| 1012 L | テラリットル | TL | 1 km3 | 10−12 L | ピコリットル | pL | 103 µm3 | |
| 1015 L | ペタリットル | PL | 103 km3 | 10−15 L | フェムトリットル | fL | 1 µm3 | |
| 1018 L | エクサリットル | EL | 106 km3 | 10−18 L | アトリットル | aL | 106 nm3 | |
| 1021 L | ゼタリットル | ZL | 1 Mm3 | 10−21 L | ゼプトリットル | zL | 103 nm3 | |
| 1024 L | ヨタリットル | YL | 103 Mm3 | 10−24 L | ヨクトリットル | yL | 1 nm3 | |
| 1027 L | ロナリットル | RL | 106 Mm3 | 10-27 L | ロントリットル | rL | 106 pm3 | |
| 1030 L | クエタリットル | QL | 1 Gm3 | 10-30 L | クエクトリットル | qL | 103 pm3 | |
漢字
]漢字圏では「立脱耳」や「立突」という漢字が当てられ、日本では「立」と略すようになった。それを使って下記のような国字が作られた。
現在の日本の計量法では漢字を商取引で用いることは認めていない。
- 竏 - キロリットル (kL)
- 竡 - ヘクトリットル (hL)
- 竍 - デカリットル (daL)
- 竕 - デシリットル (dL)
- 竰 - センチリットル (cL)
- 竓 - ミリリットル (mL)
- 竗 - マイクロリットル (µL)
ちなみに、「立米」は「りゅうべい」と読み、立方メートルのことである。
中華人民共和国では、尺斤法の升が偶然にもほぼ1リットルだったため、尺斤法をメートル法で再定義する際、升を1リットルと定義し、リットルを表すにも升を使うようになった。
符号位置
]| 記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
|---|---|---|---|---|
| ℓ | U+2113 | 1-3-63 | ℓℓ | リットル |
| ㎕ | U+3395 | - | ㎕㎕ | マイクロリットル |
| ㎖ | U+3396 | - | ㎖㎖ | ミリリットル |
| ㎗ | U+3397 | - | ㎗㎗ | デシリットル |
| ㎘ | U+3398 | - | ㎘㎘ | キロリットル |
| ㍑ | U+3351 | 1-13-40 | ㍑㍑ | 全角リットル |
Unicodeには、リットルとその分量・倍量単位を表す上記の文字が収録されている。このうち、文字様記号である ℓ 以外はCJK互換用文字であり、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであって、使用は推奨されない。
JIS X 0213における図形文字「ℓ 」の追加は、リットルの記号として L や l の使用の制限を意図するものではない(#L)。
脚注
]注釈
]- ^ 最大密度となる温度は 3.98 °C である。
- ^ 第53回(令和3年度)宮崎県統計グラフコンクール審査結果 第1部(小学校1・2年生) 入選作品「かさしらべ」黒木志帆(宮崎市立東大宮小学校2年生)による調査結果[1]。「いえの中のL、dL、mLさがし」として、Lが4個、mLが11個に対して、dLは健康診断の結果(血糖値の単位と思われる。)のみに使われている。
- ^ 小数点をもつ数字は、小学校3年生の段階で学習する。
- ^ 「立+少」で組み合わされた字形。
- ^ https://www.unicode.org/versions/Unicode4.1.0/erratafixed.html Unicode4.0およびUnicode2.0の例示字形は誤って「Mℓ」の形になっていた。また、XP以前WindowsにバンドルされているMS明朝およびMSゴシックでも、字形が誤って Mℓ (メガリットル)の形になっており、Windows 10の後期で直るまでMS-IMEでは「みりりっとる」でなく「めがりっとる」でのみ当文字が変換できた。
出典
]- ^ 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版 p.114 産業技術総合研究所、計量標準総合センター、「表8 SI単位と併用できる非SI単位」、2020年4月
- ^ 食品表示基準 第三条(横断的義務表示)、内容量又は固形量及び内容総量の欄、「内容重量、内容体積又は内容数量を表示することとし、内容重量はグラム又はキログラム、内容体積はミリリットル又はリットル、内容数量は個数等の単位で、単位を明記して表示する。」
- ^ The International System of Units (SI) (フランス語版+英語版) 8th edition 2006 の pp. 124, 130, 142, 146, 150, 151, 152, 159.
- ^ The International System of Units (SI) (英語版) 8th edition 2006 の pp. 124, 130, 142, 146, 150, 151, 152, 159.
- ^ RELEVANT IMPERIAL UNITS, CORRESPONDING METRIC UNITS AND METRIC EQUIVALENTS The Units of Measurement Regulations 1995, legislation.gov.uk における綴り。metre, litre, tonne となっている。
- ^ U.S. Government Publishing Office Style Manual U.S. Government Publishing Office, 2016 5. Spelling, p. 84, 最右欄
- ^ Interpretation of the International System of Units (the Metric System of Measurement) for the United States 28433ページの左欄 II. a.
- ^ The International System of Units (SI) pp. 32, 39, 51, 55, 60, 61, 69.
- ^ The International System of Units (SI), NIST Special Publication 330, 2008 Edition, p.iii, 第3段落。
- ^ Interpretation of the International System of Units (the Metric System of Measurement) for the United States 28433ページの左欄 II. b.
- ^ Guide for the Use of the International System of Units (SI), NIST Special Publication 811, 2008 Edition, NIST, p. 51, 下欄注19 Between 1901 and 1964 the liter was slightly larger (1.000028 dm3); when one uses high-accuracy volume data of that time, this fact must be kept in mind.
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) pp. 54–55、第3回 CGPM、1901年、『リットルの定義についての声明(CR, 38-39)』
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 63、第11回 CGPM、1960年、『立方デシメートルとリットル(CR, 88)』、決議13。
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 64、第12回 CGPM、1964年、『■ リットル(CR, 93)』、決議6。
- ^ 計量単位規則 別表第2(第2条関係) 体積・リットルの欄、「l又はL」となっている。
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) pp. 72-73. リットルという名称は,国際単位系に含まれるものではないとはいえ,同単位系との一般的併用が認められなければならないことを考慮し,例外的な措置として,単位リットルに対して使用できる記号として,二つの記号 l と L を採用することを決定し,更に,将来二つの記号のうち一つだけを採用するべきであることを考慮し,国際度量衡委員会に二つの記号の使用についての普及状況を追跡させること,それに基づいて,二つのうち一つを排除する可能性についての意見を第18 回国際度量衡総会に提出することを要請する.
- ^ 国際文書第8版国際単位系 日本語版 (2006) p. 73 欄外の注記。
- ^ 『国際単位系(SI)は世界共通のルールです』 (PDF) 、2010年2月、国際単位系 FAQ、「体積を表すリットルの単位記号として ℓ は使えますか。」に対する答えの最後の記述「数字の 1 との混乱を避けることを考えると、大文字の L を推奨します。」
- ^ 飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令 別表第2(第2条関係) 1飼料添加物一般の通則、(3)主な計量の単位については、次の記号を用いる。リットルには「L」を、ミリリットルには「mL」を用いるなどと規定している。
- ^ Guide for the Use of the International System of Units (SI) (PDF) , NIST Special Publication 811, 2008 Edition, NIST, p. 8 Table 6. Non-SI units accepted for use with the SI by the CIPM and this Guide, ('b') "Thus, although both l and L are internationally accepted symbols for the liter, to avoid this risk the symbol to be used in the United States is L."
- ^ The International System of Units (SI) (PDF) , NIST Special Publication 330, 2008 Edition, p. 32, 注 (f) Editors' note: Since the preferred unit symbol for the liter in the United States is L, only L is given in the table;
- ^ U.S. Government Publishing Office Style Manual U.S. Government Publishing Office, 2016, Abbreviations and Letter Symbols 9.56, pp. 236–237, 250. kL (kiloliter), mL (milliliter) などについても同様である。
- ^ Claude Émile Jean-Baptiste Litre (1716–1778) (PDF) reprinted from Chem 13 News, pages 1–3, April 1978
- ^ Chemistry International
- ^ New Scientist 4 Oct 1984
- ^ 教科書における単位記号の表記について 大日本図書 2011/06/01
- ^ 「リットル」の表記を「L」にするなど,単位記号の表記を変更した理由を教えてください。 東京書籍
- ^ 教科のQ&A 学校図書 Q2 リットルの単位の表記が大文字の「L」に変わったのはなぜですか?
- ^ 山梨県総合教育センター (PDF) (2014年6月2日時点のアーカイブ) p. 10、3 平成23年度使用教科書における計量単位の扱いについて。
- ^ 義務教育諸学校教科用図書検定基準 (2009年3月4日文部科学省告示第33号)別表 計量単位の項「(1) 計量単位及びその記号は、「計量法」(平成4年法律第51号)によること。ただし、当該計量単位の中に国際単位系(SI)の単位又はSIと併用される単位がある場合には、原則としてこれによること。 」
- ^ 義務教育諸学校教科用図書検定基準全部改正 新旧対照表 (最後にある)別表、計量単位の項
- ^ 藤井斉亮・真島秀行ほか84名、新しい算数2上、p.76、2019年3月5日検定済、2021年3月10日発行、東京書籍、ISBN 978-4-487-10543-4、「mL の かわりに mlや mℓが つかわれて いたり, L の かわりに ℓが つかわれて いたりする ものも あるよ。」
- ^ 日本規格協会、7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合 JIS X 0213:2000、付属書7(参考)面区点位置詳説、1.3.7 単位記号a) p.307 「なお、この図形文字の追加は、単位の“リットル”を L (1-3-44, LATIN CAPITAL LETTER L, ラテン大文字L)又は l(ラテン小文字L)の立体又は斜体などで記載することを制限することを意図するものではない。」
- ^ Letterlike Symbols (PDF)
- ^ Mathmatical Alphanumeric Symbol (PDF)
- ^ 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律 e-Gov法令検索
- ^ 酒類の表示に関する説明事項(各品目共通) 酒類の表示方法チェックシート、国税庁
- ^ 酒類の表示方法の届出について p.2、東京税関業務部収納課許可係、2022-04-01
- ^ 藤井斉亮・真島秀行ほか84名、新しい算数2上、p.70、2019年3月5日検定済、2021年7月10日発行、東京書籍、ISBN 978-4-487-10543-4
- ^ 藤井斉亮・真島秀行ほか84名、新しい算数3下、p.4、2019年3月5日検定済、2021年7月10日発行、東京書籍、ISBN 978-4-487-11543-3
- ^ 計量実務事典、p.191、ISBN 978-4-474-05721-0、第一法規、2017-10-05初版
- ^ “CJK Compatibility” (PDF) (2015年). 2016年2月21日閲覧。
- ^ “The Unicode Standard, Version 8.0.0”. Mountain View, CA: The Unicode Consortium (2015年). 2016年2月21日閲覧。
参考文献
]- 訳・監修(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター『国際文書国際単位系 (SI)』(PDF)(第8版日本語版)、2006年。2022年1月28日閲覧。
関連項目
]- 体積の比較
- クロード・リットル
外部リンク
]- 『リットル』 - コトバンク
| リットル | 立方メートル (SI単位) | 米液量オンス | 米ガロン | 英液量オンス | 英ガロン | 升 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 L | = 1 | = 0.001 | = 33.8140 | = 0.264172 | = 35.1951 | = 0.219969 | = 0.554352 |
| 1 m3 | = 1000 | = 1 | ≈ 33814.0 | ≈ 264.172 | ≈ 35195.1 | ≈ 219.969 | = 554.352 |
| 1 fl oz | = 0.0295735295625 | = 2.95735295625×10−5 | = 1 | = 0.0078125 | ≈ 1.04084 | ≈ 0.00650527 | ≈ 0.0163942 |
| 1 gal | = 3.785411784 | = 0.003785411784 | = 128 | = 1 | ≈ 133.228 | ≈ 0.832674 | ≈ 2.09845 |
| 1 fl oz | = 0.0284130625 | = 2.84130625×10−5 | ≈ 0.9607599 | ≈ 0.00750594 | = 1 | = 0.00625 | ≈ 0.015750848 |
| 1 gal | = 4.54609 | = 0.00454609 | ≈ 153.722 | ≈ 1.20095 | = 160 | = 1 | ≈ 2.52014 |
| 1 升 | ≈ 1.803907 | ≈ 0.001803907 | ≈ 60.9973 | ≈ 0.476542 | ≈ 63.4886 | ≈ 0.396804 | = 1 |
- 体積の単位
- メートル法
- SI併用単位
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