グラビアアイドル
この記事には複数の問題があります。 |
グラビアアイドル(英: Gravure idol)とは、雑誌やデジタル媒体などで、水着やファッションを中心とした写真表現を通じて、魅力や個性を表現する日本の女性モデルを指す。
雑誌やウェブ媒体などで活動するグラビアアイドルのうち、特定の作品や活動が高く評価された例に対して「グラビアクイーン」と呼ばれることがある。この呼称は主にメディア報道や企画の中で用いられるもので、公式な区分ではない。
「グラビア」の語は、本来は凹版によるグラビア印刷(凹版印刷)を指す技術用語であり、かつてカラー雑誌の印刷に広く用いられていたため、その誌面に掲載された写真を指して「グラビア」と呼ぶようになった
概要/活動内容
]グラビアアイドルの主な活動には、デジタル写真集や紙の写真集の発売、雑誌や雑誌表紙への掲載、ファンが参加できる公開撮影会への出演などが挙げられる。日本の人気女性タレントの中には、グラビアアイドルからキャリアをスタートされる女性も多い。近年では、雑誌媒体よりもデジタル写真や動画作品の比重が高まり、オンライン配信やSNSでの発信も一般的になっている。また、多くのグラビアアイドルはイメージDVDや動画作品を制作し、企画や演出を通じて自身の個性や魅力を表現している。これらの活動に誇りを持ち、自己表現の一形態として取り組むアイドルも多い。
さらに、グラビア活動に加えて、俳優業、歌唱やダンスを伴うパフォーマンス、音楽活動、バラエティ番組出演など、幅広い分野で活動する例も見られる。これらの活動の有無にかかわらず、グラビアアイドルは一般的なアイドルと同様に、長期的に応援するファンからSNSやイベントを通じて支持を受けることが多く、アイドル文化の一領域として広く認知されている。
グラビアタレントは一般的に女性が多いが、同様の活動には男性が参加する例もある。たとえば、『週刊ヤングマガジン』公式アカウントは、男性を対象としたグラビア企画「推しメンFile」の更新を告知しており、ビジュアル系ロックバンドHEROのドラマーyusukeが屋内外で撮影に参加したことを紹介している。
アスリートの武井壮は、グラビア文化が海外ではあまり見られず、日本独自の要素が強い職種・存在であると評している。韓国出身のピョ・ウンジは自国にはグラビアアイドル文化がなく、アダルトモデルと誤解されてしまうと論じている。2013年にはフランスのジャパンエキスポ内で「JAPANESE GRAVURE IDOLS - Boy meets Girl」(日本のグラビアアイドル展)、2025年には台北でグラビアアイドルの写真展及び登壇イベント「FRIDAY 40th IMMERSIVE PHOTO EXHIBITION in TAIPEI」が開催されるなど海外では日本カルチャーの一つとしてみなされている。
詳細/活動領域
]グラビアアイドルの活動は、静止画だけでなく、映像作品や各種パフォーマンスにも広がっている。イメージビデオやデジタル映像では、構成や演出を通じてモデルの動きや表情、雰囲気を立体的に捉える表現が行われることが多く、写真とは異なる魅力が重視される。
また、舞台や演技など他分野での経験が、グラビアにおける表現力に生かされる例もある。たとえば、「ミスマガジン2025」読者特別賞の冨永実里は、舞台活動で培った発声や度胸が自信につながっていると語り、今後は「誌面だけでなく、映像の仕事も頑張っていきたい」と活動の幅を広げる意欲を示している。このように、映像作品はグラビア活動における新たな表現領域として位置づけられ、モデルの個性や経験が反映される場にもなっている。
美意識と文化的背景
]日本における「美人」や人物表現の受容には、古代から培われてきた固有の美意識が深く関わっているとされる。和太鼓や伝統芸能を題材とした概説では、日本の美意識は、豊かな自然環境と神道的な自然観、さらに仏教の「無常」や「空」の思想を基盤とし、芸能・文学・造形芸術を通じて形成されてきたと説明されている。四季の移ろいや自然の変化に敏感な感性、「間」や「余白」を重んじる態度、不完全さや不規則さの中に価値を見いだす姿勢などは、後世の様々な表現文化にも通底しているとされる。
古代から中世にかけては、仏教思想の「無常」と結びついた「もののあはれ」や、「をかし」「雅(みやび)」「幽玄」といった美の概念が、和歌や物語、能楽などの王朝文化・芸能の中で体系化された。これらは、移ろいゆく自然や人生の儚さに対する感受性、洗練された宮廷文化の優雅さ、目に見えない奥行きや余情を重んじる態度を表すものとして位置づけられている。日本文学研究者ドナルド・キーンは、日本人の美意識の特徴として「暗示・余情」「いびつさ・不規則性」「簡潔」「滅びやすさ」などを挙げており、こうした価値観が日本の美的表現を特徴づけてきたと論じている。
一方、「侘び」「寂び」は、禅の思想と結びつきながら、簡素さの中に宿る深みや、経年変化した素材の風合いを尊ぶ態度として発展した。茶の湯や俳諧、美術・工芸・庭園などにおいて、過度な装飾を避け、最小限の構成の中に精神性や余白を見いだす美意識は、後の時代にも継承され、「渋さ」や枯淡の趣といった価値観にも影響を与えている。
近代以降になると、西洋の価値観や視覚表現が流入する一方で、「かわいい」「萌え」「盛る」「映える」といった日本固有の新しい美意識が生まれたとされる。論説では、「かわいい」や「萌え」がアニメ・マンガ・ゲームなどの大衆文化の中で展開し、「盛る」「映える」といった感性が、写真やSNSを通じて「一瞬の光」や色彩を強調する表現として発展してきたことが指摘されている。これらは突発的に生まれた概念ではなく、古くからの無常観や「理想化」の美意識が、現代のデジタル環境や消費文化と結びついて変容したものとして位置づけられている。
このような日本特有の美意識は、人物像や身体の見せ方に限らず、「所作」や「振る舞い」「生き様」といった無形の要素にも及んでいるとされる。表情や佇まい、場の空気感や余白を重んじる感受性、「自分らしさ」の表現と結びついた美的価値観は、現代の写真表現やキャラクター表現など、多様な視覚文化にも応用されているとされ、日本のポピュラー文化における「美」の捉え方を理解する上で重要な文化的背景をなしている。
歴史的背景
]日本では、芸能人や俳優の姿を視覚的に表現し、その魅力を伝えてきた文化が古くから存在する。和樂webの記事では、江戸時代の歌舞伎役者の浮世絵について、舞台での姿だけでなく、稽古やくつろいだ様子を描いた作品も多く、当時のファンが役者の素顔を知りたいという思いから支持された点を指摘している。そして、こうした役者絵は「現代の週刊誌のグラビアのような役割を果たしていた」と述べ、視覚媒体を通じて芸能人の魅力を届ける日本の文化には連続性があると示唆している。
この視点は、浮世絵と現代のグラビアアイドルが直接的な系譜関係にあることを意味するものではないが、日本の大衆文化において、芸能の魅力や個性を視覚的に共有し、楽しむという傾向が長く続いてきたことを示す一例となっている。同様に、東洋経済オンラインの美術展紹介記事では、喜多川歌麿が描いた水茶屋「難波屋」の看板娘・おきたについて、両国薬研堀のせんべい屋の娘おひさ、吉原の芸者・豊雛とともに「寛政の三美人」と呼ばれ、「いわば江戸の町のアイドルだ」と評している。また、難波屋にはおきた目当ての客が押し寄せていたことに触れつつ、「アイドルの存在を知らせるグラビアの役割をしたのが浮世絵だった」と述べ、浮世絵が当時の人気者の存在を広く伝える視覚メディアとして機能していたことを指摘している。
日本の伝統木版画を紹介するアダチ版画研究所の解説では、江戸時代の浮世絵美人画について「浮世絵の美人画は、よく現代のグラビアに例えられますが」と述べ、喜多川歌麿の描く女性像がセクシーアイコンであると同時にファッションアイコンとしても機能していた点を指摘している。このような見解は、歴史的な美人画が当時の美意識や流行を伝える視覚的アイコンとして受容されていた一側面を示しており、後世のグラビア表現との比較が行われる理由の一端ともなっている。
表現と視覚的特徴
]グラビアには多様な表現があり、作品によっては清潔感のある美しさや「かわいらしさ」を強調するものから、いわゆる「セクシー」と形容されるものまで幅広い。
グラビアの表現手法は多様であり、媒体や企画、モデル自身の意図によって幅がある。撮影では、水着やファッションを中心とした視覚的な魅力を引き出す構図や演出が用いられるほか、テーマ性や雰囲気づくりを重視した作品も多い。グラビアを自己表現の場として位置づけるアイドルもおり、鈴木ふみ奈は「グラビアは自分の人生を豊かにしてくれた」「自分なりのグラビアを突き詰めたい」「グラビアは芸術的なものでありたい」と語っている。このように、グラビアは商業的写真表現にとどまらず、創作性や個性を追求する場として捉えられる側面もある。
衣装・テーマ表現
]衣装やテーマの選択は、作品の方向性やモデル本人の意図、撮影スタッフとの調整によって多様に変化する。水着を用いたグラビア作品は広く見られ、海辺やプールなどの屋外だけでなく、スタジオや室内空間で撮影される例も多い。これらの作品では、開放的な雰囲気や季節感を表現するものから、落ち着いた構図や柔らかな光を用いた演出まで幅広い。水着以外にも、カジュアルファッションやワンピースなどの日常的な衣装を取り入れた作品があり、スタイルやイメージに応じて多彩なバリエーションが見られる。また、企画によっては制服風の衣装が採用され、「かわいらしさ」や「無邪気さ」といったテーマが強調されることもある。さらに、浴衣や和装を着用した作品では、季節感やしとやかな雰囲気を重視する傾向がある。
また、モデル自身が作品の雰囲気やテーマを言及する例もある。たとえば、「ミスマガジン2025」読者特別賞の冨永実里は、自身の2025年のグラビアについて「ふわもこあざとグラビア」と表現しており、柔らかな質感や「かわいらしさ」を意識した演出が用いられることを示している。
他媒体での展開
]近年では、グラビアアイドルの活動は雑誌や写真集に限らず、多様なメディアへ広がりを見せている。たとえば、業界大手カラオケブランド「CLUB DAM」が提供する背景映像サービス「グラカラ」では、毎月新たなグラビアアイドルが追加され、合計30名のオリジナル映像をカラオケ背景として楽しむことができるとされている。また、同サービスの別ページでは、計10名の映像作品を楽しめる企画も案内されている。
グラカラに参加した近藤あさみは、自身の映像がカラオケで視聴できる体験について「自分の映像が見れるの不思議な感覚でした! 見れて嬉しい」とSNSで語っている。
写真集とDVD
]グラビア作品は、商業的な出版物であると同時に、写真表現として批評的に評価される例も多い。『Real Sound』の佐々木康晴は、鈴木愛理の写真集『泳がない夏』(ワニブックス、2013年)について「完璧でまったく隙がない」「名作と言える」と高く評価し、作品が収めた表情を「上り調子のアイドルにしかできない表情」と評している。また、洋館でのショットについて「上品な美しさまでもが表現されていて、毎ページに発見がある」と述べ、写真集としての芸術性と完成度を指摘している。大塚びるは写真集もDVDも発表しているが、DVDが6年ぶりとなった時期もある。
年齢層の拡大
]一般的に、グラビアタレントのキャリアは短いとされてきた。1970年代から2000年代初頭にかけてのグラビアタレントは、早ければ10代、遅くても大学卒業相当(22 - 23歳)の年齢でグラビアを卒業することがほとんどだった。 しかし、2000年代以降はその限りでなく、従来には見られなかった30歳を過ぎてもグラビアから撤退せずに第一線で活躍し続けるタレントが増えてきた。その流れを作ったと言えるのがほしのあきで、彼女は10代でファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、2001年頃からグラビアの仕事を始める。そして、20代後半に差し掛かった2000年代後半になると、これまで少なかった「年長グラビアアイドル」の草分け的存在として話題になる。
グラビアアイドルとして活動するタレントの年齢層は、上は30代以上から下は10代前半までと、幅広くなっている。上限については優木まおみなどのように大学を卒業してから、あるいは井上和香や壇蜜などのように社会人を経験した後に芸能界デビューする者も多く見受けられるようになったためである。磯山さやかの活躍が、グラビアタレントとしての平均寿命を飛躍的に上げることになり、本人の意欲とプロポーション維持を怠らなければグラビアでも活躍できる、とする認識が広く生まれ、この後多くの高年齢グラビアタレントが活躍の場を広げる。
1967年生まれの桜井美春が41歳にしてグラビアタレントとしてデビュー、「ほしのあきを超えた、最年長グラドル」として話題となった。また、2010年には1965年生まれで、1990年代にレースクイーンなどで活躍した岡本夏生が44歳にしてグラビアタレントとしての活動を再開したことも話題になった。
2020年代には熊切あさ美が再ブレイク。これを機に華彩なな、小柳歩、戸田れい、平塚奈菜、あべみほ、沢地優佳、更には中島史恵といった美熟女グラドルが大量に活躍している。2024年にグラビア活動を開始し、グラジャパ!2024最優秀作品賞受賞者となった声優・井口裕香も30代半ばでのグラビアデビューであった。
下限については、1990年代以降注目されるようになった、小学生から中学生の子役女優を指した「チャイドル」や「ジュニアアイドル」が、度々水着でグラビアを飾っており、小池里奈や紗綾など、その流れを汲んだタレントのグラビアは根強い人気を維持していた。
しかし、中には10歳に満たない小学生がグラビアデビューを飾る例も出てきており、しばしば児童ポルノに該当するとの指摘がなされるなど、批判の対象になる事例も少なくなかった(ジュニアアイドル#法的課題と議論も参照)。低年齢化の流れは2014年の児童ポルノ法改正を受け、アマゾン、DMMなどが自主規制により、被写体が成人(18歳以上)の作品のみの取り扱いとなったため、批判は収まっていった。
グラビアアイドルの傾向
]一般的にグラビアタレント活動は、ひとつには芸能界において知名度向上を図るためのステップの1つと捉えられており、ある一定ラインの年齢を過ぎたり、テレビドラマや映画においてヒロインなどの重要な役に起用され、人気に火が付いたのをきっかけに女優や歌手、ファッションモデルなどへの転身が計られ、自然とグラビア界からフェードアウトしていくのが通例である。もうひとつはもともとが女優や声優、女性歌手、ファッションモデルなどで、グラビアタレント的活動をしている状態がある。
グラビアアイドルの倉持由香は下積みイメージがあるのは「稼げるのは一握り」「収入源が限られている」ことが主原因と記述。花形である雑誌仕事よりも下積み仕事と思われる撮影会やイベントが主要な収入になると筆致している。
キャンペーンガール系
]キャンペーンガールは水着姿でポスターなどの広告媒体に掲載されることが多く、グラビアタレントとは非常に融和性があり、一大供給源となっている。水着グラビアタレントの元祖はアグネス・ラム(CMモデルとしてブレイク)など、日本人女性と比べると優れたプロポーションを持つ外国人女性なども挙げられる。キャンペーンガールではないものの、その後も「グラビア界の黒船」と言われたリア・ディゾンや、「無国籍の9頭身美女」のキャッチフレーズで注目されたCicaなど、様々な外国人女性が一定の人気を得ている。
令和時代以降、コンプライアンス的問題から水着グラビアでの企業広告こそ減少傾向にあるが、一般公開の展示会ではグラビアアイドルがコンパニオンやイメージモデルとして起用されることも多い。アニメ、ビデオゲーム系イベントでは登場キャラクターに扮したコスプレイヤーが登用されることも多く、こういった活動は公式コスプレイヤーと称される。
女優系
]芸能界で活躍している女優・タレントの中にも、以前はグラビア活動も展開していた人物は決して少なくない。例えば、セミヌードの項にあるとおり1970年代から1980年代にかけ、俳優業を行っていた女優らが雑誌の他にテレビCM、商品(おもには酒類)販売促進用のカレンダーやポスターなどの広告媒体などでグラビア活動を実戦していた。1990年代以降も仲間由紀恵、深田恭子、加藤あい、井川遥、綾瀬はるか、長澤まさみ、倉科カナなどのほか、2010年代の新川優愛、有村架純、吉岡里帆などは、グラビア活動をこなしつつ俳優業も行っていた。その後、彼女らは出演作品に恵まれたこともあり、女優として大成する。
一方で、もともと女優をしながら、セクシャルな写真集などを刊行するなどで、グラビア活動を並行して展開する傾向も多く見られる。#通常ファッションの通り、グラビアは何も水着やヌードだけには止まっておらず、通常ファッションによるグラビアも展開されている。
かつては広末涼子、矢田亜希子、上戸彩らが、この路線で売り出されて成功しているが、同時にファンの落胆を招いている側面もある。しかし、その副産物的現象として、水着グラビアを見せること自体が極めて稀となったそれらのタレントの水着などが掲載された雑誌や写真集、テレホンカードなどは、現在においても中古市場で高値で取引されている。
特撮ヒーロー番組分野においては、かつては一般ドラマより格下とみられたこともあり、その後の役に恵まれず、ヒロインや敵役を務めた女優が、後にヌードグラビアなどを発表することが多く見られる傾向はあった。2002年に放送された特撮テレビドラマ『忍風戦隊ハリケンジャー』に出演していた長澤奈央と山本梓、グラビアに数多く登場していた志田音々が『仮面ライダー』シリーズに出演したり、「特撮ヒロイン(悪役も含む)からグラビア」の現在も続く路線が生まれた。以後、『スーパー戦隊シリーズ』からは木下あゆ美や逢沢りな、高梨臨、大久保桜子らが、『平成仮面ライダーシリーズ』からは加藤美佳や秋山奈々、白鳥百合子、松本若菜、馬場ふみからが、グラビアタレントとしても活躍し、ブレークのきっかけを掴んでいる。
さとう珠緒や桃月なしこのように当該作品に出演する以前からグラビアで活動していたタレントも多いほか、中村知世や杉本有美、元アイドリング!!!メンバーの森田涼花、にわみきほ、秋山莉奈、内田理央などは、すでにグラビアタレントとして地位を確立していた。あくまで子供番組であることからレギュラー出演時はグラビア活動を控える傾向もあったが、2020年以降は週刊プレイボーイが仮面ライダーヒロインコラボ号を出すなど、雑誌側、番組側ともに積極的に関与するようになっている。
タレント系
]お色気要因としてバラエティ番組に起用されることも多く、1980年代以降はリアクションなどを求められるバラエティアイドル(バラドル)として活躍する者もいた。
優香、小池栄子、眞鍋かをり、MEGUMI、中川翔子、若槻千夏らのような1990年代、2000年代を代表的するグラビアアイドルらは、グラビア界を離れた後も女優業や司会業、コメンテーター、果てはお笑いタレント並みのコントまでこなせる幅広い適応能力が評価されて、人気タレントになっていった。その一方で、グラビアタレントとして一定の地位を確立した後も、あえてグラビアを(少なくともしばらくは)卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者もいる(一例として、井上和香、小倉優子、吉木りさ、おのののかなど)。
一方、2020年現在は"撮影会やSNSなどでも水着になるだけで誰でもグラビアタレントと名乗れてしまう"現状となっており、前述の雑誌や映像媒体ベースで活動していたものからは、批判や不満も出ている。
コンプライアンスの兼ね合いから令和時代以降、地上波バラエティへの出演機会は激減しており、テレビの影響という意味では、2022年にボクシング中継でのラウンドガールから脚光を浴びた雪平莉左、天野麻菜、波田妃奈らがブレイクした。
歌手・アーティスト系
]洋の東西を問わずにセクシーさを前面に打ち出した歌手・アーティストも非常に多く、セクシャルな自身の姿をレコードジャケットなどに採用したり、セクシャルなミュージックビデオを製作するなども多くみられ、このことから、グラビア活動を展開するものも多い。日本でも過去には奥村チヨや山本リンダ、五月みどり、西川峰子、阿川泰子、といったセクシー系歌手などがみられ、昨今でも藤田恵名、望月琉叶、Sharo、紫艶、はやせひとみ、真梨邑ケイ、秋本奈緒美、倖田來未、八反安未果 、谷村奈南など、多くがグラビアタレント活動を展開する。 2010年代半ばには「1番脱げるシンガー・ソングライター」の異名をもつ藤田恵名がミス東スポ2014グランプリ受賞などでブレイクした。歌うことが本業の意味では、後述のアイドルグループもこの系統だといえる。
アイドルグループメンバー
]アイドルタレントが、自身の歌手活動と連動して水着グラビアに出演する手法は、1970年代から現代まで用いられており、特に新しい芸能活動の手法ではないし、アイドルがユニット化した2000年代以降においても同様である。1980年代半ばのおニャン子クラブをはじめ、「アイドル冬の時代」とされる1990年代前半の正統派アイドルおよびアイドルユニット(乙女塾系や桜っ子クラブなど)のメンバーも、音楽番組などへの出演数が減った分、雑誌などの水着グラビアに積極的に出演し、存在感を示す手法が取られた。
1990年代後半から2000年代前半にかけてミリオンセラーを連発し、本業の音楽活動でも成功したモーニング娘。などのハロー!プロジェクトや、
2000年代後半から国民的な人気を得たAKB48とその姉妹グループメンバーらは、活動当初からメンバー各自で水着グラビアに積極的に進出し、CDセールスや総選挙・握手会といったライブアイドルとしての先客とは別の男性ファンを獲得する原動力となった。2010年代からはさらにアイドルグループグラビア進出が活発となり、SUPER☆GiRLSやフェアリーズらが雑誌グラビアやグラビア写真集に登場した。 同年代後半からは、乃木坂46や欅坂46らの坂道グループが雑誌グラビアに登場し始める。雑誌グラビアでは水着を封印していた坂道グループは写真集で水着グラビアを披露し、乃木坂46の白石麻衣の写真集は売上歴代1位になるなど、坂道グループメンバーのグラビア写真集が写真集の売上ランキングを席巻した。2000年代後半に活躍したAKB48グループの卒業生もグラビアアイドルに転向し、中でも永尾まりやや平嶋夏海は水着グラビア界でも活躍した。
2022年の「オリコン年間BOOKランキング」女性写真集部門では、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46のいわゆる「坂道グループ」関連作品が1位から10位までを独占した。雑誌グラビアではHKT48の田中美久が30以上の雑誌で表紙を飾った。 アイドルグループからグラビアへ転向するケースも増え、元NMB48の白間美瑠や上西怜、元乃木坂46の相楽伊織、中田花奈はグラビア雑誌の表紙を飾っている。
グループアイドルでも全員がグラビアを展開するという例は少なくなっており、週刊ヤングジャンプ主催「サキドルエースサバイバル」(2012年開始)など、メンバーの一人ないし数名がグラビア担当としてグループの知名度をけん引する例がある。
ファッションモデル系
]1990年代後半になると、ローティーン向けファッション誌の専属モデルを務め、同世代の少女たちに人気のあったタレントらが、専属モデル卒業を機に、もしくは高校進学した時期に合わせて、続々とグラビア界に進出させる傾向が見られた。これは、前述した「グラビアからの転身」とは逆の現象であり、これらのタレントは、新たに別のファッション誌などでモデルに起用されるまで、あるいはテレビドラマや映画などで、ある程度女優としての経験を積むまで、グラビア活動を並行継続している。
古くは、例えば『ピチレモン』出身では榎本加奈子や酒井彩名、加藤あいなどがこのケースで、酒井と加藤は新人グラビアタレントを発掘することを目的とした日本テレビのプロジェクト『日テレジェニック』の第1回メンバーにも選出されている。
2000年代に入っても、この流れは続き、当時
その他にも、『ニコラ』で幾度となく表紙を飾った新垣結衣、岡本玲、川口春奈らも、同誌卒業後に女優業の傍ら、グラビアにも短期間進出した。同誌では久保ユリカなどは卒業後、イメージビデオを多く発売する展開を見せていく。そのほかにも天野莉絵(ピチレモン) 岩﨑名美(ハナチュー) 大野いと(Seventeen) 岡崎紗絵(Seventeen) 尾形沙耶香(Seventeen) 泉はる(ニコラ、non-no) 北乃きい(ハナチュー) 北山詩織(Seventeen) 新川優愛(Seventeen、non-no) 杉本有美(ピチレモン、JJ) 千眼美子(ラブベリー) 広瀬アリス(Seventeen) 水沢奈子(ピチレモン、ハナチュー) 三原勇希(ニコラ) 安田聖愛(ラブベリー) 岡本夏美(Seventeen、ラブベリー、ニコラ、non-no) 川津明日香(Seventeen) 飯豊まりえ(Seventeen、ニコラ) 大原優乃(ピチレモン)らの例がみられる。
2015年ごろからは、女性ファッション雑誌モデルのグラビア進出が「モグラ女子」と呼ばれムーブメントになった(後述)。
アナウンサー系
]1990年代からあった流れとしては、テレビ局のアナウンサーがタレント並みに注目されるにつれ、フリーアナウンサー・キャスターとなって、グラビアを通して清楚で知的な雰囲気を醸し出し、一定の男性ファンを獲得する手法が取られた。
キャスターとしてのイメージを守るためか、ヌードや水着グラビアは無く、露出は抑えめにする例(根本美緒や杉崎美香、小林麻央、皆藤愛子ら)が多いが、お天気キャスターで全国区の人気を得た角田華子や吉田恵が写真集で水着姿を披露したり、競馬番組のキャスターだった柳沼淳子、NHK契約キャスター出身の古瀬絵理らが積極的にグラビアに進出する動きも出てきた。これらはフリーアナウンサーの枠組みができたことが大きい。
2010年代に入ると、タレントとしてのキャリアがあるアナウンサー・キャスターが増加したことや、フリーアナウンサーそのものが供給過多状態になったことから、脊山麻理子、塩地美澄、伊東紗冶子、薄井しお里など、局アナからグラビアタレントに転向し、水着グラビアに進出する者も現れている。一方で、前述のフリーアナウンサーの露出を抑えたグラビア進出の影響から、局アナのグラビア進出も鷲見玲奈(テレビ東京、のちにフリー)、三谷紬(テレビ朝日)など稀にみられるようになった。局アナやフリーアナウンサーを問わず、レアな露出と美貌や知性で人気を集めているとされる。
アスリート系
]日本国外でもアリカ・シュミットなどの例があるとおり、スポーツの分野では、日本の例においてもスポーツ出身タレントもしくは現役アスリートで兼務する者も非常に多く、ビーチバレー選手(当時)の浅尾美和がそのアイドル並みのルックスの良さと鍛えられたしなやかな肢体が注目されて、オフシーズンの活動の一環としてグラビア活動をするようになり、水着写真集を発売、テレビ広告にも起用されるなどビーチバレーの知名度向上に一役買ったことが知られる。ほかに高野人母美・菅山かおる・益子直美・中田久美・長崎宏子・岩崎恭子・田島寧子・寺川綾・伊藤華英・村主章枝・今井メロ・中村真衣・中西悠子・畠山愛理などの例が見られ、中には女子プロレスラーなどが並行しながら、または引退後にグラビアタレント活動を展開することもある。
逆に、グラビアタレントからプロアスリートに転向した稀有な例もある。中原未來は元来ギャンブル好きで自身は賭ける側であったが、仕事でガールズケイリンの存在を知ったことで自身も競輪選手に憧れ、スポーツ競技の経験は一切なかったものの競輪選手への転向を目指し芸能界を引退した。中原はのち日本競輪学校(当時)の入学試験に合格、同校で訓練を積んだのち2018年7月より本名の日野未来としてガールズケイリンでプロデビューを果たし、トップレーサーにまで登り詰めた。ほかにも、プロレスリング転向組もおり、2010年代以降、愛川ゆず季、まなせゆうな、万喜なつみ、白川未奈、姫ゆりあらがリングデビューしている。
その他(声優など)
]また、グラビア界には、前述の傾向以外からの進出も増えているが、2000年代後半からはその流れが加速している。
声優界では、アイドル声優として知られる平野綾、たかはし智秋、戸松遥などが、いずれもグラビアアイドルと同様の水着姿を披露していくほか、2010年代になると、内田真礼、佐倉綾音、水瀬いのり、小倉唯、斉藤朱夏、逢田梨香子、豊田萌絵などのように、いわゆる一般の漫画雑誌などの巻頭グラビアに登場したり、水着姿を含む写真集を発表する声優も現れるようになった。いくつかの声優雑誌では(特に巻頭特集などで)、インタビューページよりもグラビアページの方にページが割かれている傾向が強いことが少なからず存在している。一例として『声優アニメディア』『声優パラダイスR』『B.L.T VOICE GIRLS』などが該当する。 2020年代からはりりか、あみちなどSNSインフルエンサーのグラビア進出が本格化。週刊プレイボーイ編集部・金髪りさはグラビアをやっているインフルエンサーに「グラエンサー」と名付けた。
AIグラビアアイドル
]バーチャルアイドル#AIグラビアアイドル参照。
歴史
]江戸時代後期には、女性の美や徳を評価・比較する視覚文化もすでに印刷物の形で存在していた。早稲田大学図書館所蔵とされる変わり番付『古今貞女美人鑑』は、実在・伝承上の人物を含む女性たちを番付形式で序列化したもので、美人評価を遊戯的に可視化する文化が当時すでに成立していたことを示している。こうした印刷文化における美の序列化や鑑賞の実践は、後の写真・雑誌を媒介とした近代的美人評価の先行形態として位置づけられる。
近代日本における視覚メディアを通じた「美」の公開的評価や共有の原型は、すでに明治期に見られる。1891年(明治24年)には、浅草凌雲閣(浅草十二階)主催の観光企画として、芸者100人の写真を展示し、来場者の投票によって順位を決定する「東京百美人」と呼ばれる写真審査企画が実施された。総投票数は約4万8000票に達したとされ、視覚的イメージを媒介として女性の容姿や佇まいを鑑賞・評価する文化が、都市空間の中で広く共有されていたことを示している。さらに1908年(明治41年)には、時事新報社主催による一般女性対象の「全国美人写真審査」が開催され、写真を通じた美の評価と関心が、職業的芸能者に限られない形で社会に広がっていったことが確認できる。これらの写真審査や美人投票の実践は、後の雑誌グラビアや視覚中心の芸能文化へと連なる、近代的視覚文化の基層を形成したと位置づけられる。
写真表現を高精細に印刷・大量複製する技術的基盤としてのグラビア印刷は、1906年(明治39年)頃に日本へ導入されたとされている。その後、昭和初期にかけて雑誌におけるグラビアページの増加とともに、出版分野におけるグラビア印刷が本格的に普及していった。こうした過程を経て、「グラビアページ」という語は一般名詞として定着し、写真を中心とした雑誌視覚表現の重要な形式の一つとなった。
1908年の「全国美人写真審査」で第1位となった末弘ヒロ子は、茶道・華道・琴・ピアノなどをたしなむ教養ある女性であり、その容姿と佇まいから「小倉小町」とも称された。応募写真は義兄が撮影・応募したもので、本人の関知しない形で参加していたとされる。約7000人の応募の中から選出されたこの事例は、当時すでに写真を通じた美の評価が、芸能関係者に限らず、一般家庭の女性にまで広がっていたことを示す象徴的な例と位置づけられる。
明治から昭和初期にかけて、日本における「美人イメージ」は、浮世絵の類型的表現から、洋画・写真・雑誌・百貨店を通じた近代的視覚表現へと大きく変化した。ポーラ美術館による展覧会解説では、洋画家の岡田三郎助が百貨店や雑誌と連動しながら、近代の女性像や装いの形成に深く関与し、日本初の美人写真コンテストにも携わったことが紹介されている。こうした動きは、絵画・写真・商業メディアが連動して理想化された女性像を社会に提示していった過程を示すものであり、後の雑誌グラビア文化へとつながる近代視覚文化の基層を成したと位置づけられる。
1970年 - 1980年代
]日本においての「グラビアアイドル(以下、特別な場合を除きグラドルに略記)」の歴史は、キャンペーンガールとして1976年より活躍したアグネス・ラム(ハワイ出身)に始まる。
この時代はグラビア誌面の雑誌は、『平凡パンチ』(1964年創刊、マガジンハウス刊)、『週刊プレイボーイ』(1966年創刊、集英社刊)などの週刊誌系のみで、飾っていたのは当時の女性アイドルと専任のヌードモデルたちであった。
女性アイドルのメインは、ほぼすべてがテレビ出演やコンサートでの歌手活動で「アイドル歌手」とも呼ばれ、彼女らのグラビアにおける水着披露は、歌手としての人気を獲得するプロモーションの一環に過ぎず、「あくまで本業は歌手」の前提であった。
1974年に小学館からA4大判のグラビア雑誌『GORO』が創刊される。それまでの雑誌グラビアが、どちらかと言えば読み物記事の添え物といったような扱いだったのに対し、『GORO』は表紙と巻頭グラビアを写真家篠山紀信が担当した。無名女性モデルのヌードからアイドル歌手、新進の若手女優を等価に扱ったグラビアコーナー「激写」を生み出し、これが世に受けてグラビア写真により大きな比重を置いた雑誌として、成人男性読者を中心に大きな反響を呼ぶ。
1980年代前半当時の芸能界は、山口百恵引退後の第2期女性アイドル歌手ブームが起きていた時期であり、掲載していた場合について、まだ世間的にも女性アイドルが「グラビアに載っている」という捉え方でしかなかったが、アイドル歌手、クラリオンガールなどのキャンペーンガールや新人女優が、グラビアで水着を披露する割合が多かった。
1982年に『スコラ』(講談社、のちに分社)が創刊した。
1984年、堀江しのぶがデビューする。堀江は後に巨乳アイドルブームの立役者となる野田義治(現:サンズエンタテインメント会長)の秘蔵っ子であり、野田に「堀江を売り出すためにイエローキャブを創った」と言わしめるほどの存在だった。グラビアで人気を獲得した堀江は徐々にバラエティー番組やドラマ、映画へと活動の幅を拡げ、現代においても見られる「グラドル→マルチタレント」の流れの基礎を築いたが、4年後の1988年9月に、胃癌により23歳の若さで急逝。彼女の死が大きく報じられたことによりグラドルの存在を世に記す第一歩となり、その後野田が手掛けたかとうれいこや細川ふみえも、豊満で肉感的なスタイルを活かしてまずグラビアで人気を博した後、テレビ番組など活動の幅を拡げており、野田率いるイエローキャブはグラビア界で地位を確立した。
1990年代
]1990年代に入ると、大手のオスカープロモーションがC.C.ガールズやシェイプUPガールズといった、セクシー路線に徹したアイドルグループを売り出し、こうしたセクシータレント及びグループが多数登場した。しかしながら、この時点でも「グラビアアイドル」の言葉は浸透しておらず、売り込む対象は一部の男性層に限られており、彼女たちは(後年には別な意味合いとなる)「セクシータレント」などと呼称をされていた。この時期には『ギルガメッシュないと』(テレビ東京)、『トゥナイト2』(テレビ朝日)などの深夜番組が開始され、水着アイドルが雑誌以外の媒体で活動する機会も増加した。
1994年、この年にエポックメーキングな登場をしたのが雛形あきこである。2年前に俳優として芸能界デビューしていたが伸び悩んでおり、イエローキャブに移籍して水着グラビアを始めるとその素質が一気に開花する。俗に「雛ポーズ」と呼ばれる両腕を絞って胸の谷間を強調するポーズで広く知られ、これ以降の水着グラビアに一定の方向性を示した。またグラビアアイドルという呼称が世の中に伝播したのもこの当時とされる。1996年にはグラビアアイドルをピックアップしたバラエティー番組『BiKiNi』(テレビ東京、司会は雛形あきこ)が開始された。
イエローキャブ系の巨乳グラドルが隆盛の中、細身で美乳の新しいタイプのタレントとして、藤崎奈々子や山川恵里佳らを擁するアバンギャルドが台頭し、彼女らもグラビアでの成功を機にマルチタレントへとステップアップしている。
また、この頃から大手プロダクションもグラビアアイドルを手掛けるようになり、ホリプロからは優香がデビュー。1年後の1998年にゴールデン・アロー賞のグラフ賞を受賞したのを皮切りに、1999年度には最優秀新人賞・放送新人賞を、2000年度にも放送賞を受賞し、2002年度には記念表彰のゴールデングラフ賞を受ける快挙を成し遂げ、グラビアタレントの地位向上に大きく貢献した。
イエローキャブ系以外の巨乳グラドルとしては、青木裕子、黒田美礼、坂木優子、松田千奈などが活躍。取り分け、青木裕子と黒田美礼はグラビア雑誌の表紙を競い合うように飾ったが、雑誌以外のメディアに出演することは少なかった。一方、坂木優子や松田千奈はバラエティやVシネマなどでも活躍した。
1990年代末期になると、バストのサイズが100cmを超えるグラドルも登場。大沢舞子(100cm、1999年デビュー当時はみなみ名義)を皮切りに、2000年代以降の根本はるみ(103cm)、石川夕紀(105cm)へとつながっていく。また、巨乳グラドルの増加に伴い、雑誌の紹介記事などでは、サイズに加えてカップが記載され、キャッチコピーで使われることも多くなっていった。
90年代後期は雑誌社もミス○○というグラビアの仕掛けを展開し始め、フジテレビ「ビジュアルクイーンオブザイヤー」がグラビア発掘系にシフトする。俗に「アイドル冬の時代」と呼ばれ、歌って踊るアイドルは日の目を浴びにくい状況だったが、自らの肢体を武器に新たなスター像を確立したグラビアアイドルは大きく花を咲かせた。
2000年代以降
]2000年以降、アイドル系の新しいグッズアイテムとしてトレーディングカードが登場し、グラドルの有力商品グッズの1つとして定着していった。グラビアタレントのバラエティ番組への本格的進出が顕著になり、特にMEGUMIや若槻千夏をはじめとする「芸人並にしゃべれて面白いリアクションができるグラビアタレント」の出現が、グラビアタレントの裾野を広げるきっかけとなった。
この頃から大抵の番組では俗に「グラビアタレント枠」と言われるものが設けられ、お笑い芸人たちに混じって番組を盛り上げる役として、お茶の間の人気を獲得していく。2000年代中盤以後、ライブアイドル・ファッション雑誌専属モデルなど、グラビアのキャリアなくキャリアを成長させるタレントの増加などがみられるほか、グラビアタレントより露出の多いジャンルへの人材流出などがみられた。
2000年代中盤以後、『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)の新規参入や『漫画アクション』(双葉社)、『ヤングキング』(少年画報社)の復活といったものはあるものの、グラビア業界の市場規模の拡大については、陰りが見え始めた。市場規模拡大について陰りが見えた主な原因として、少子化によるグラビア誌の購買人口の減少や、出版不況による紙媒体の衰退などがあげられる。2008年夏には『週刊ヤングサンデー』が『ビッグコミックスピリッツ』に編入される形で休刊され、2010年の始めには『
更に2010年ごろから、AKB48などのグループ・アイドルやファッション誌のモデルらが、雑誌の表紙やグラビアページ、更には先述したバラエティ番組の「グラビアタレント枠」に割って登場するようになり、既存グラドルの活躍の場が、少しずつ失われていった。グラビア出身の小池栄子、酒井若菜らはこの間に女優業へシフトしていった。そんなグラビア冬の時代と言われる中で奮闘したのが14歳でデビューした篠崎愛、12歳でプレイボーイの表紙となった紗綾らのジュニアアイドル出身者や、吉木りさ、おのののから癒し系と言われるアイドルたちである。
こうした中、倉持由香や塚本舞、鈴木咲らは、SNSなどで水着姿の自画撮り画像を公開し、雑誌や既存メディアに頼ることなく、水着グラビアを披露する動きが出てくる。後に倉持は人気グラドルの一人となり、SNSなどの自画撮り画像の公開は、その後のグラドルたちのアピール手法の一つとして確立する。そして、デジタルカメラの普及により、全国的に増加していた撮影会への出演を通して知名度を重ねていく。
また、いわゆる「ご当地アイドル」ブームの低下と同時に、ライブアイドルたちがタレントとしての生き残りを探る中で、水着グラビアを披露する例が増加する。2010年代中ごろから、イメージDVDなどに出演していたモデルがAV女優に転身するケースとして、AV女優やヌードモデルとして活動させることが決まっているタレントに「タレント」の肩書をつけ、転身の箔を付けさせるため、あらかじめ水着・着エロなどでのグラビア媒体に出演させる例も見られていく。
2016年ごろからは、グラビアタレントとしてもファッションモデルとしても活躍する人物が「モグラ女子」として注目されるようになり、馬場ふみか、久松郁実、内田理央、大川藍、泉里香、武田玲奈、石川恋、朝比奈彩、松元絵里花、武田あやな、松本愛らが活躍。
その一方、非AKB系のメジャーアイドルユニットを抱える事務所は、AKB系が独占してきた雑誌グラビア枠に、続々と所属タレントを出演する戦略を取った。これまで音楽業界に重点をおいてきた大手エイベックス・マネジメント(浅川梨奈・出口亜梨沙・大原優乃など)も、先行するアップフロントプロモーション勢(例えば牧野真莉愛・譜久村聖・植村あかりら)のように、グラビア業界に参入していった。
2018年ごろからは、新興のモデル事務所であるリップ(葉月あや・橋本梨菜・森咲智美・戸田れいなど)、ゼロイチファミリア(青山ひかる・桃月なしこ・伊織いおなど)のタレントがグラビア界に参入する。
そして脊山麻理子・塩地美澄・薄井しお里・鷲見玲奈・森香澄ら、アナウンサーからの転身組、えなこ・伊織もえなどのコスプレーヤーの登場など、多種多様なジャンルから、モデルが参入する。
こうして、群雄割拠な状況ながら、グラビアタレントは復権しつつある。2022年5月、週刊プレイボーイ編集部(週プレチャンネル担当)の金髪りさ、とりはグラビアアイドル104人にアンケートを行い、ライバルは「いない」と答えた女性が多かったことに言及し、SNSで誰でも自己発信できるようになり、いかに自分らしさを写真などで表現するかが大事になった時代と考察している。
一方、2023年12月には女性ファッション誌『LARME』から仲川瑠夏と月足天音を起用したデジタル写真集が発売。これまでも女性向け女性グラビアは『an an』や『ar』で観られたが、デジタル写真集に落とし込んだのは珍しく、水着や下着表現も多いことから、女性向け女性グラビアの誕生と位置付けられた。週刊プレイボーイにおいてもファッション誌カメラマンである東京祐、中村和孝、前康輔の起用が増えるなどコンテンツのボーダーレス化が増した。
2025年は芹那が約11年ぶりにグラビア復帰、かとうれいこが約26年ぶりグラビア活動に復帰、原幹恵が同じく8年ぶりに復帰などグラビア活動復帰が話題となった。
グラビアアイドル関連のプロジェクト・コンテスト
]ゴールデン・アロー賞「グラフ賞」
]社団法人(現:一般社団法人)日本雑誌協会雑誌芸能記者クラブ主催の「ゴールデン・アロー賞」には、日本雑誌写真記者会が選考する「グラフ賞」があり、もともとその年度で最も雑誌のグラビアを飾り話題を提供した被写体が受賞者に選出されていた。
以下、1998年度(第36回)受賞の優香以降は、グラビアアイドルの登竜門的な賞となっていた。
- 1998年度(第36回):優香
- 1999年度(第37回):本上まなみ
- 2000年度(第38回):釈由美子
- 2001年度(第39回):井川遥
- 2002年度(第40回):吉岡美穂
- 2003年度(第41回):井上和香
- 2004年度(第42回):岩佐真悠子
- 2005年度(第43回):安田美沙子
- 2006年度(第44回):ほしのあき
- 2007年度(第45回):南明奈
受賞者は、自動的に翌年度の「雑誌愛読月間」イメージキャラクターに起用される。いずれも、その時代を反映したフォトジェニックであり、受賞者を改めて見ることで、一般大衆が求めるグラビアの傾向やその推移が見て取れる。
そして、他のミスコンのように、同性の視線を意識してか、均整の取れたプロポーションの持ち主が選ばれやすいのが特徴。また受賞者は、ミスマガジンなどの、当該年度キャンペーンの受賞者であることなどから、実績、活動に対しては非常に厳しい評価がされている。ゴールデン・アロー賞は第45回をもって終了したが、雑誌愛読月間イメキャラの選出は2013年度まで行われた。
2009年度以降は佐々木希、桜庭ななみ、武井咲、剛力彩芽、能年玲奈が起用されており、ゴールデン・アロー賞終了後のイメキャラは、グラドルから若手女優へとシフトしている。つまり2012年度はグラドル勢で孤軍奮闘していた吉木りさが、2013年度はそのエロティックなキャラクターが広く話題となり、女性ファッション誌にも出演機会があった壇蜜が落選しているのである。
AKB48および姉妹グループのメンバーは、2009年頃以降の雑誌グラビアを席巻していた時期でも、選出者がいなかった。 2010年代中盤には「カバーガール大賞」として、事実上復活している。
プロジェクト・コンテスト例
]- ミス・アップ(ワニブックス『UP to boy』、1986年 - 1999年)※一時期中断
- ミスiD(講談社、2013年 - 2022年)
- ミスマガジン(講談社『週刊少年マガジン』『週刊ヤングマガジン』合同、2001年 - 2011年・2018年 - )
- 旧ミスマガジン(講談社『週刊少年マガジン』単独開催、1982年 - 1990年)
- ミスヤングマガジン(講談社『週刊ヤングマガジン』単独開催、1996年 - 2000年)
- サキドルエースSURVIVAL(集英社『週刊ヤングジャンプ』、2012年 - )
- ゲンセキ(集英社『週刊ヤングジャンプ』、2015年 - 2017年)
- グラビアJAPAN(集英社『週刊プレイボーイ』『週刊ヤングジャンプ』合同、2009年 - 2011年)
- 制コレ(旧:全国女子高生制服コレクション)(集英社『週刊ヤングジャンプ』、1992年 - 2008年・2014年・2018年・2020年 - )
- ミス週プレ(集英社『週刊プレイボーイ』、2005年・2006年)
- ミス週刊ヤングジャンプ(集英社『週刊ヤングジャンプ』、1980年代)
- ミスアクション(双葉社『漫画アクション』、1987年 - ) ※一時期中断
- ミスFLASH(光文社『FLASH』、2006年 - ) ※2010年は開催無し
- ミスヤングチャンピオン(秋田書店『ヤングチャンピオン』、2010年 - )
- 乙女学院(小学館、2008年 - )
- YS乙女学院(小学館『週刊ヤングサンデー』、2004年 - 2008年) ※コンテストとしては2006年 - 2008年
- ミスヤングアニマル(白泉社『ヤングアニマル』、2000年 - 2014年、2022年 - 2024年) ※休止中はNEXTグラビアクイーン、YAグラ姫を開催。2022年に復活。
- ミス東スポ(東京スポーツ新聞社『東京スポーツ』、2012年 - )
- グラジャパ!アワード(集英社『週刊プレイボーイ』、2015年 - )
- ZAK THE QUEEN(産業経済新聞社『夕刊フジ』 / 産経デジタル『ZAKZAK』、2004年 - 2015年)
- 日テレジェニック(日本テレビ、1998年 - 2015年)
- フジテレビビジュアルクイーン(フジテレビ、1992年 - 2002年)
- テレ朝エンジェルアイ(テレビ朝日、2001年 - 2004年)
- ファイブスターガール(ポニーキャニオン、1997年 - 2006年)
グラビアページを掲載している主な媒体
]- 秋田書店 - 週刊少年チャンピオン・月刊少年チャンピオン・ヤングチャンピオン・ヤングチャンピオン烈・別冊ヤングチャンピオン・グラビアチャンピオン
- KADOKAWA - グラビアザテレビジョン・ヤングドラゴンエイジ・グラビアンエイジ・GIRLS-PEDIA
- 講談社 - 週刊少年マガジン・週刊ヤングマガジン・月刊ヤングマガジン・FRIDAY・週刊現代・WHITE graph
- 光文社 - FLASH
- 三和出版 - MEN'S DVD・gra fan
- 集英社 - 週刊プレイボーイ・週刊ヤングジャンプ
- 小学館 - ビッグコミックスピリッツ・週刊ポスト・週刊少年サンデー・週刊ヤングサンデー(2008年7月休刊)・sabra(2010年1月休刊を経て2024年10月電子雑誌として復刊)・PARADE
- 少年画報社 - ヤングキング(一時期掲載無し)
- 新潮社 - 「月刊」シリーズ( - 2010年)
- スクウェア・エニックス - ヤングガンガン
- 宝島社 - GIRLS graph.
- 竹書房 - 近代麻雀・月刊キスカ(2022年1月休刊)
- 東京ニュース通信社 - B.L.T.・blt graph.・BLT MONSTER
- 徳間書店 - 週刊アサヒ芸能・アサ芸シークレット・ENTAME (月刊エンタメ) (2025年3月休刊)・ENTAME 36℃
- 日本ジャーナル出版 - 週刊実話
- 白泉社 - ヤングアニマル・ヤングアニマル嵐(2018年6月休刊)
- 日之出出版 - SUNNY GIRL
- 白夜書房 - BUBKA・BRODY・DOLCE
- 扶桑社 - 週刊SPA!・別冊SPA! 旬撮GIRL
- 双葉社 - 週刊大衆・EX大衆・漫画アクション
- 文藝春秋 - 週刊文春(「原色美女図鑑」)
- 文友舎 - エキサイティングマックス!(2025年1月電子雑誌に移行)
- ワニブックス - アップトゥボーイ・UTB+(2020年3月休刊)・UTB:G
- ワン・パブリッシング - BOMB・BOMB Love Special・BOMB Premium
脚注
]注釈
]出典
]- ^ “【WEEKDAYはグラドル日記(246)】沖縄・宮古島で、かなり「えちえち」なシーンに挑戦した白宮奈々”. サンスポ (産経デジタル). (2020年4月22日). オリジナルの2023年10月23日時点におけるアーカイブ。 2025年6月23日閲覧。
- ^ “日本一エロいグラドル・森咲智美、SEXYランジェリーで大胆露出「渾身の撮影をしてきました」”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2020年4月22日) 2020年4月23日閲覧。
- ^ “グラドル夏本あさみ“セルフ鑑賞会”に大照れ”. WEBザテレビジョン (KADOKAWA). (2020年4月23日) 2020年4月23日閲覧。
- ^ “凹版印刷(グラビア印刷)”. 日本印刷産業連合会. 2025年11月14日閲覧。
- ^ Galbraith, P. W.; Karlin, J. G., eds (2012-08-30). Idols and Celebrity in Japanese Media Culture. Springer, 2012. ISBN 978-1137283788
- ^ “『推しメンFile』更新告知”. X(旧Twitter). 講談社『週刊ヤングマガジン』 (2025年11月13日). 2025年11月14日閲覧。
- ^ 集英社『週刊プレイボーイ』2020年7月13日No.27.28合併号 193頁
- ^ 有山千春 (2025年2月24日). ““韓国グラビアの第一人者"ピョ・ウンジが直面した日本との違い「韓国には、グラビアモデルがいないんです」|オリジナル|インタビューサイト 双葉社 THE CHANGE”. 双葉社 THE CHANGE. 2025年11月16日閲覧。
- ^ 徳重龍徳: “韓国にはグラドル文化がない…「アダルトと誤解されます」 開拓者ピョ・ウンジが戦う偏見の壁(3ページ目)”. デイリー新潮 (2025年2月25日). 2025年11月16日閲覧。
- ^ “「ヤンジャン」グラビア写真、フランスで一挙紹介 ジャパンエキスポで「日本のアイドルグラビア展」”. アニメ!アニメ! (2013年6月27日). 2025年11月16日閲覧。
- ^ 小口幸子 (2024年12月18日). “日本を代表するグラドルが豪華共演!長澤茉里奈&天木じゅん、サンタコスで台北のイベントに登壇 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年11月16日閲覧。
- ^ 「【ミスマガジン2025】読者特別賞 冨永実里、力強いスピーチの源は舞台経験「夢は大河ドラマ」 理系女子の一面も」『』GirlsNews、2025年8月26日。2025年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “日本の「美意識」や「美の概念」説明できますか?「あはれ」「侘び寂び」「かわいい」などの概念を紹介”. 太鼓日和 (2020年2月3日). 2025年12月10日閲覧。
- ^ “まるで週刊誌のグラビア!?江戸時代の役者絵はこんなにも赤裸々だった!”. 和樂web (2023年4月14日). 2025年11月14日閲覧。
- ^ 仲宇佐ゆり「青山に、江戸のグラビアアイドルを見に行く 根津美術館「やきものが好き、浮世絵も好き」」『東洋経済オンライン』東洋経済新報社、2013年6月13日。2025年11月14日閲覧。
- ^ 「北斎今昔」編集部 (2021年3月18日). “ファッションアイコンからセクシーアイコンまで江戸の美人はお任せあれ! 浮世絵師・喜多川歌麿ってどんな人?”. アダチ版画研究所. 2025年11月14日閲覧。
- ^ 木村武雄「芸術的なものでありたい。グラビア歴11年。写真集『Leap』で新たな挑戦」『Music Voice』Music Voice、2021年8月3日。2025年11月13日閲覧。
- ^ “冨永実里による2025年のグラビア告知”. X(旧Twitter) (2025年11月14日). 2025年11月14日閲覧。
- ^ “グラカラDX”. DAIICHIKOSHO CO., LTD.. 2025年11月14日閲覧。
- ^ “ときめきガールDX”. DAIICHIKOSHO CO., LTD.. 2025年11月14日閲覧。
- ^ “近藤あさみによる『グラカラ』出演告知”. X(旧Twitter) (2025年9月12日). 2025年11月14日閲覧。
- ^ 佐々木康晴 (2020年9月4日). “鈴木愛理、10代最後の写真集『泳がない夏』が名作たる理由”. Real Sound. 2025年11月14日閲覧。
- ^ 大塚びる6年ぶりDVD 日刊スポーツ 2025年12月8日閲覧
- ^ 小口幸子 (2024年9月25日). “50歳グラドル沢地優佳、ボリューム満点バスト強調ワンピ姿に「女としての色気ムンムン」 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年4月28日閲覧。
- ^ “51歳を迎える中島史恵 芸能界トップ美熟女の水着姿”. NEWSポストセブン (2019年5月10日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ 川田和博 (2025年1月12日). “56歳熟女 グラビア復帰は主人の後押しも写真集に興味なし?「見ていないみたいなんです」 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年4月28日閲覧。
- ^ “グラジャパ!AWARD2024 - 週プレ グラジャパ! - GRAVURE JAPAN! -”. www.grajapa.shueisha.co.jp. 集英社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ a b 倉持由香『グラビアアイドルの仕事論』(2019年、星海社)65頁「くすぶっているのは自分の責任」
- ^ Inc, Aetas (2023年11月21日). “20年以上「ラグナロクオンライン」公式コスプレイヤーとして活躍。よきゅーんさんがギネス世界記録保持者に”. 4Gamer.net. 2024年5月16日閲覧。
- ^ “仮面ライダー:「週プレ」でヒロイン特集 「ギーツ」星乃夢奈&青島心&志田音々撮り下ろし “超巨大ポスター”新宿駅に”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2022年10月3日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ 徳重辰典 (2020年9月12日). “「夜の人脈づくりなんて意味ないよ」30歳になった菜乃花がグラドルの後輩たちに伝えたいこと”. マイナビニュース. 2020年9月12日閲覧。
- ^ a b c 徳重龍徳「乃木坂46の写真集が売れる“しかけ”とは? 5大トピックスから振り返る2022年のグラビア事情」『デイリー新潮』新潮社、2022年12月31日。2023年1月15日閲覧。
- ^ T.KIMURA: “音楽界のセクシー女性ランキング”. BARKS (2006年3月31日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “藤田恵名 いま一番脱げるシンガーソングライターは”イロモノ”ではなく”ホンモノ”だ”. media.muevo.jp (2020年3月24日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ “21人の現役アイドルが水着グラビアで競い合うーー「サキドル エース SURVIVAL」見どころは?”. Real Sound|リアルサウンド ブック (2021年4月26日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “テレ東・鷲見玲奈アナ、初グラビアに堂々挑戦 華やかドレスで大人の魅力”. ORICON NEWS (2017年4月6日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ “テレビ朝日・三谷紬アナのグラビアに反響続々 「朝から元気出た!」「神スタイル!」”. ORICON NEWS (2021年1月25日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ 松尾 (2023年1月20日). “【女子アナ・キャスター】注目のグラビアをピックアップ!”. エンタメRBB (イード) 2024年5月30日閲覧。
- ^ “元グラビアアイドルが目指すのは『ガールズグランプリ』優勝と『馬主』 日野未来選手(奈良・114期)”. けいりんマルシェ. JKA (2025年3月5日). 2025年3月16日閲覧。
- ^ “ギャンブル漬けの“売れないグラドル”→運動経験ナシでいきなり競輪選手に転身…日野未来(31)の“勝負師”人生「あぶく銭は全部使ってました(笑)」”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2024年12月22日). 2024年12月23日閲覧。
- ^ “2022 年(1 月~12 月)賞金取得上位 20 名一覧表(女子)” (PDF). KEIRIN.JP(JKA) (2023年1月6日). 2023年1月7日閲覧。
- ^ “『女子オールスター競輪』出場予定選手の決定について”. JKA (2024年6月17日). 2024年6月18日閲覧。
- ^ 義徳(プロレスTODAY総監督), 山口 (2025年4月4日). “プ女子から世界へ挑戦するレスラーとなった白川未奈「夢は叶えるためにある」海外挑戦前ラストシングルに満員の声援 | プロレスTODAY”. 2025年4月28日閲覧。
- ^ “内田真礼:ヤングジャンプの巻頭グラビアに”. まんたんウェブ. 2017年9月17日閲覧。
- ^ “佐倉綾音:人気声優が「マガジン」初表紙 京都で“和”グラビア”. まんたんウェブ. 2017年9月17日閲覧。
- ^ a b “水瀬いのり&小倉唯:「マガジンポケット」でグラビア公開 オフショットも”. まんたんウェブ. 2017年9月17日閲覧。
- ^ “斉藤朱夏:「ラブライブ!サンシャイン!!」声優が「ヤンジャン」グラビアに”. まんたんウェブ. 2017年9月17日閲覧。
- ^ “逢田梨香子:“声優界最高の美女”が再び「ヤンジャン」表紙に はじける素肌!”. まんたんウェブ. 2018年4月30日閲覧。
- ^ “豊田萌絵:「ユーフォ」声優の写真集が重版 水着も話題で売り切れ店続出”. まんたんウェブ. 2017年9月17日閲覧。
- ^ a b c とり、金髪りさ: “キーワードは「女のコ向けグラビア」と「編集視点」! グラビア大好き女子二人が、2024年のグラビア界を大予想【グラビア美女画報】 - エンタメ - ニュース”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2024年1月6日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ “第6回 三館連携シンポジウム「語り継がれる記紀万葉」配布資料”. 奈良県立万葉文化館・三重県立斎宮歴史博物館・島根県立古代出雲歴史博物館 (2023年11月19日). 2025年12月8日閲覧。
- ^ “ミスコンが理由で退学!?明治時代、日本初の一般女性のミスコンで1位に輝いた「末弘ヒロ子」”. Japaaan (2022年2月9日). 2025年12月8日閲覧。
- ^ “全国グラビア協同組合連合会|沿革・組織”. 日本印刷産業連合会. 2025年12月8日閲覧。
- ^ “ミスコンが理由で退学!?明治時代、日本初の一般女性のミスコンで1位に輝いた「末弘ヒロ子」”. Japaaan (2022年2月9日). 2025年12月8日閲覧。
- ^ “日本の「美人イメージ」はどう作られた?明治から昭和の女性像とよそおいの変遷をたどり、現代の美人の原点に迫る!”. PR TIMES(ポーラ美術館) (2018年10月15日). 2025年12月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 田口俊輔「たわわな双丘が僕らを虜にした 90年代巨乳アイドル百花繚乱!! セクシーの革命児たちが誌面も世間も揺らした」アサヒ芸能2025年8月1日増刊『アサ芸シークレット』Vol.94 37-42頁(徳間書店)
- ^ 『グラビアアイドル「幻想」論』・双葉新書・織田祐二著
- ^ “グラビアアイドルの歴史をあれこれ教えてもらいました【きくりんさんコラボ】”. 風吹ケイ (2023年4月23日). 2023年7月3日閲覧。
- ^ a b 倉持由香『グラビアアイドルの仕事論』(2019年、星海社)47-52頁「自画撮りはティッシュ配り 知名度のピラミッド理論とは」
- ^ SEXY美ボディに男女双方が夢中!馬場ふみか・久松郁実・大川藍…“モグラ女子”の勢いがスゴい
- ^ 集英社『週刊プレイボーイ』2022年5月23日号No.20・21 34頁
- ^ “2025年“グラビア復活”まとめ かとうれいこ、原幹恵、“レジェンドセクシー女優”らがみせた衝撃の“完熟美ボディ”披露【一覧】”. オリコンニュース(ORICON NEWS) (2025年11月1日). 2025年11月5日閲覧。
関連項目
]- アイドル
- ファッションモデル
- グラビアモデル(モグラ女子)
- 浮世絵
- グラビアアイドル一覧
- 水着キャンペーンガール
- ヌードモデル
- レースクイーン
外部リンク
]- グラビア文化論:日本美学・歴史・東アジア美術との架橋
- グラビアアイドル
ウィキペディア, ウィキ, 本, 書籍, 図書館, 記事, 読む, ダウンロード, 無料, 無料ダウンロード, 携帯電話, スマートフォン, Android, iOS, Apple, PC, ウェブ, コンピュータ, グラビアアイドル に関する情報, グラビアアイドル とは何ですか? グラビアアイドル とはどういう意味ですか?


返信を残す
ディスカッションに参加しますか?自由に投稿してください!