駒井野信号場
駒井野信号場(こまいのしんごうじょう)は、千葉県成田市取香の京成電鉄本線の京成成田駅 - 空港第2ビル駅間にある信号場である。京成成田駅から6.0 kmの地点にあり、本線から東成田線が分岐する。また、本線はここから先が成田空港高速鉄道の第三種鉄道事業区間(京成電鉄は第二種鉄道事業区間)である。『鉄道要覧』では駒井野分岐部として記載されている。
駒井野信号場 | |
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![]() 駒井野分岐部(車内から) | |
こまいの | |
![]() | |
所在地 | 千葉県成田市取香 |
所属事業者 | 京成電鉄 |
開業年月日 | 1991年(平成3年)3月19日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 67.2 km(京成上野起点) |
◄KS40 京成成田 (6.0 km) (1.1 km) 空港第2ビル KS41► | |
所属路線 | ■東成田線 |
キロ程 | 6.0 km(京成成田起点) |
◄KS40 京成成田 (6.0 km) (1.1 km) 東成田 KS44► |

歴史
構造
単純に複線同士が平面交差で分岐する構造。京成成田駅方面から来るときは、直進すると東成田駅、左に分岐すると空港第2ビル駅・成田空港駅へ至る。
直進すると東成田駅に至り、現行の本線である成田空港方面が分岐側であるのは、ここに線路が敷設された当初、現在の東成田駅が成田空港駅であり、あとから現在の空港第2ビル駅・成田空港駅が開業して付け足されたためである。このように駅名・路線名称が実態に合わせて変更されてきたが、信号場の配線は変更されていない。
分岐器の曲線側の通過速度は55 km/h制限である。そのため、京成成田駅方面から来る列車は分岐の手前で速度照査(京成成田駅方面から100・90・80・70 km/h)を受け、それ以上の速度の場合は強制的に45 km/hまで減速する。
運賃計算
駒井野信号場は乗降できないが、運賃計算上は駅と同等の扱いになる。たとえば「東成田 - 空港第2ビル」を乗車する場合、実際の乗車経路は「東成田 - 駒井野信号場 - 京成成田 - 駒井野信号場 - 空港第2ビル」であるが、運賃計算では「東成田 - 駒井野信号場 - 空港第2ビル」の経路で計算する。駒井野信号場からは京成成田が最も距離があるため、「東成田 - 空港第2ビル」の運賃は、「京成成田 - 空港第2ビル」や「京成成田 - 東成田」の運賃よりも安い。 運賃計算の設定キロ数は、京成成田 - 駒井野信号場6.0 km、駒井野信号場 - 空港第2ビル1.1 km、駒井野信号場 - 東成田1.1 km、東成田 - 空港第2ビル2.2 kmとなる。
また、成田スカイアクセス線開業にともない、駒井野信号場 - 空港第2ビル間にスカイアクセス線接続点が設けられ、駒井野信号場 - 接続点0.6 km、接続点 - 空港第2ビル0.5 kmとなった。
これにより、例えば成田湯川 - 東成田の運賃は、成田湯川 - スカイアクセス線接続点 - 駒井野信号場 - 東成田で計算されるうえ、空港第2ビル駅発着時の空港加算運賃も適用されない。
隣の施設
- 京成電鉄
本線
- 京成成田駅(KS 40)- 駒井野信号場 - 空港第2ビル駅(KS 41)
東成田線
- (京成成田駅 - ) 駒井野信号場 - 東成田駅(KS 44)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 日本の信号場一覧
- 枇杷島分岐点・相模大野分岐点 - いずれも駅でない地点を基準として運賃計算を行う例であるが、この2つはかつて駅だった時期がある点で当信号場と異なる。
- 松島駅 - 同様の運賃特例はあるものの、正式に駅構内扱い(同駅を経由するもの)としてホームを経由しない列車に対して運賃計算を行う。
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