西日本3歳優駿
| 西日本3歳優駿 | |
|---|---|
| 開催国 | |
| 主催者 | 西日本地区持ち回り |
| 競馬場 | 西日本地区持ち回り |
| 第1回施行日 | 2016年11月2日 |
| 2025年の情報 | |
| 距離 | ダート1900m(高知競馬場) |
| 格付け | 重賞 |
| 賞金 | 1着賞金800万円 |
| 出走条件 | サラ系3歳(地方西日本地区交流) |
| 負担重量 | 定量(57kg、牝馬2kg減) |
| 出典 | |
西日本3歳優駿(にしにほんさんさいゆうしゅん)は、2016年から施行されている地方競馬の重賞競走である。2023年までの名称は「西日本ダービー」であった。
概要
]西日本地区の6主催者(石川県競馬事業局、岐阜県地方競馬組合、愛知県競馬組合、兵庫県競馬組合、高知県競馬組合、佐賀県競馬組合)及び馬主協会が、優秀な競走馬の確保と交流競走のより一層の促進を図り、西日本地区の代表馬が出走することにより、ファンに魅力ある競走を提供するとともに、競走馬の資質向上と競馬の健全な発展に資することを目的とするために2016年より西日本地区6県の主催者が持ち回りで開催されている。
2016年の第1回は園田競馬場で開催され、地元園田所属のマイタイザンが優勝。第2回以降は佐賀競馬場、金沢競馬場、高知競馬場、笠松競馬場、名古屋競馬場の順で実施し、開催が一巡した2022年以降は再び園田→佐賀の順で開催されている。
2017年から2023年までの「3歳秋のチャンピオンシップ」シリーズにおいて、そのカテゴリーB競走に指定されており、本競走とダービーグランプリの双方に優勝した馬の馬主にはボーナス賞金800万円(2018年までは同500万円)が贈られていた。
2024年からは競走名を「西日本3歳優駿」に変更し実施する。
負担重量は、名古屋競馬、笠松競馬では別定、それ以外の西日本の競馬場では定量で行われる。
出走条件・賞金
]出走条件はサラブレッド系3歳、対象地域の各競馬場でデビューし、原則として他場への移籍経験がないこと。常時交流場であったとしても移籍した時点で出走資格を失うが、冬季休催期間のある金沢所属馬に限り休催中の西日本地区内転出を認める。
各場ごとに所属馬が原則2頭出走可能とされているが、申込や取り消しの状況により変更することがある。笠松競馬での不祥事に伴う開催自粛があった2021年に笠松所属馬の出走が無く、代わって愛知所属馬の出走枠を2→4で施行した以外、創設より西日本全6場の所属馬が少なくとも1頭は出走していたが、2025年は兵庫から2頭出走した他に遠征馬がなく、第10回にして初めて出馬申し込みが可能であったにも拘らず全地区の馬が揃わない事象が発生した。同年は残る10枠を開催場の高知所属馬が占め、兵庫所属馬のワンツーフィニッシュで決着した。
2025年の負担重量は定量で57kg、牝馬2kg減。
2025年の賞金額は1着800万円、2着320万円、3着200万円、4着120万円、5着80万円、着外40万円。
2025年の優勝馬馬主への副賞は、一般社団法人日本地方競馬馬主振興協会会長賞、一般社団法人JBC協会賞(モーニン賞)、地方競馬全国協会理事長賞、スポーツ新聞社賞、高知県馬主協会会長賞、高知県競馬組合管理者賞。
歴代優勝馬
]※コースはすべてダート。
| 回数 | 開催日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 所属 | 性齢 | タイム | 騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2016年11月2日 | 園田 | 1870m | マイタイザン | 園田 | 牡3 | 2:01.6 | 杉浦健太 | 新井隆太 | 平野正行 |
| 第2回 | 2017年10月22日 | 佐賀 | 2000m | フリビオン | 高知 | 牡3 | 2:12.2 | 西川敏弘 | 中西達也 | 西森鶴 |
| 第3回 | 2018年10月23日 | 金沢 | 2000m | コーナスフロリダ | 園田 | 牡3 | 2:11.0 | 岡部誠 | 田中範雄 | (株)グリーンファーム |
| 第4回 | 2019年9月16日 | 高知 | 1900m | アルネゴー | 高知 | 牡3 | 2:10.7 | 倉兼育康 | 細川忠義 | 田村章 |
| 第5回 | 2020年9月10日 | 笠松 | 1900m | エアーポケット | 佐賀 | 牡3 | 2:05.6 | 吉原寛人 | 真島元徳 | 原久美子 |
| 第6回 | 2021年9月14日 | 名古屋 | 1900m | スマイルサルファー | 西脇 | 騸3 | 2:04.9 | 大山真吾 | 渡瀬寛彰 | 松野真一 |
| 第7回 | 2022年9月15日 | 園田 | 1870m | スーパーバンタム | 金沢 | 牝3 | 2:05.2 | 青柳正義 | 鈴木正也 | 三木利文 |
| 第8回 | 2023年9月10日 | 佐賀 | 2000m | ショウガタップリ | 金沢 | 牝3 | 2:11.5 | 吉原寛人 | 高橋俊之 | 芳賀克也 |
| 第9回 | 2024年9月1日 | 金沢 | 2000m | シンメデージー | 高知 | 牡3 | 2:08.3 | 吉原寛人 | 打越勇児 | 楠昌史 |
| 第10回 | 2025年9月7日 | 高知 | 1900m | ラピドフィオーレ | 園田 | 牡3 | 2:08.8 | 田野豊三 | 田中範雄 | 木村公子 |
各回競走結果の出典
]- 西日本ダービー 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会
- JBISサーチ
- 2016年,2017年,2018年,2019年,2020年,2021年,2022年, 2023年,2024年,2025年
脚注
]注釈
]- ^ 2016年の東海ダービー馬カツゲキキトキトは笠松デビュー後2戦を消化した後名古屋に移籍したため、『東海地区生え抜き』である一方本競走への出走資格がなかった。
出典
]- ^ a b c d “第10回西日本3歳優駿[西日本地区6県交流] 実施要領” (PDF). 高知けいば公式サイト.. 2025年9月5日閲覧。
- ^ “西日本地区6県交流 楽天競馬協賛 第2回 西日本ダービー(S1)”. さがけいば. 2020年9月8日閲覧。
- ^ 3歳秋のチャンピオンシップ2017実施要項地方競馬全国協会、2017年8月11日閲覧
- ^ 3歳秋のチャンピオンシップ特設サイト:レース紹介(西日本ダービー) - 地方競馬全国協会、2022年9月18日閲覧
- ^ “第1回 西日本ダービーの実施について”. netkeiba.com. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “西日本ダービー、10日に笠松で開催”. 岐阜新聞 2020年9月8日閲覧。
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外部リンク
]- 第1回 西日本ダービーの実施について - 園田・姫路競馬場
- 地方競馬の競走
- 園田競馬場の競走
- 佐賀競馬場の競走
- 金沢競馬場の競走
- 高知競馬場の競走
- 笠松競馬場の競走
- 名古屋競馬場の競走
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